...教えたことをすぐ忘れる愚か者めが」そういい残して半之丞はドンドン駆け出していった...
海野十三 「くろがね天狗」
...それに応ずるほどの愚か者でなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...」「それは又どうして?」「わたしのやうな愚か者には...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...まだ悟ることが出来ないとは何といふ愚か者か...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...「わたしが愚か者だから...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...愚か者で気どり屋だと無条件に決めつける人よりも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...作り笑いをする愚か者で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...こうした仰せを承りましても愚か者はただ悲しい悲しいとばかり思われるのでございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私が女を疑って見る能力の欠けた愚か者に見えることでございますから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まったく愚か者がその体に執着するのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚か者よ、何とて、いたずらに、かくは子供じみたる願(がん)をばかくるぞ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは愚か者でありたくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚か者のいちずな気持から...
山本周五郎 「つばくろ」
...わからぬか愚か者奴がッ……おお……それから納戸の者を呼べ……納戸頭を呼べ……すぐに参(ま)いれと申せ」長廊下が一しきりバタバタしたと思うと...
夢野久作 「名君忠之」
...おれは何という愚か者だろう...
吉川英治 「江戸三国志」
...決して愚か者でない玄蕃が...
吉川英治 「剣難女難」
...あわれ心身も蝕(むしば)まれて滅びんとしている愚か者がこの範宴であります...
吉川英治 「親鸞」
...そんな愚か者ではあるまい...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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