...自分が住んでいる大地があまりにも広大なことを知って驚嘆したものである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...それで一つ一つの種族が自分だけでこの広大な外界から獲得することのできた経験の総和は到底範囲の大きいものにはなり得なかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...諸君は広大な知識と熟練した才能とをひっさげて実生活にはいるのだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...そしてただ全くの独学で現代文化の蔵している広大な知識の林に分け入り何物かを求めようとするのであったら...
寺田寅彦 「案内者」
...しかしむしろそういう点で自分らのようなもののこうした相撲随筆も広大な相撲の世界がいかなる面あるいは線あるいは点において他の別世界と接触しうるかということを示す一例として...
寺田寅彦 「相撲」
...暗夜の広大な風の息吹(いぶ)きの下にあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは実に広大なることではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この広大な囲郭のみが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...方(ほう)何町とも知れぬ広大な屋敷内...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間口四十六間の広大な地域をしめ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...広大な中村座の土間桟敷(どまさじき)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あの広大なる高原は宝物である...
柳田国男 「雪国の春」
...この広大な土地の整理や灌漑(かんがい)法の計画をたてたのはおれだし...
山本周五郎 「青べか物語」
...およそ五万坪あまりの広大な地域を占め...
山本周五郎 「新潮記」
...墓地は平原の中に広大な地域を占めて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...本願寺の法門勢力の広大な組織とその財その実力を余すなきまでに利用し...
吉川英治 「新書太閤記」
...その広大なおこころは分りますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...さほど時を移さず我々は広大な五芒星形の遺跡を通り抜け飛行機に辿り着き...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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