...もしこれよりも小説を書きて世を渡らんとせば先づ文を属する事を習はざるべからす...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...現在の宗教から迷信に属する部分を引き去って...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...「曖か」というのもやはり季題でその方は「時候」の方に属するのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...船場の蒔岡の店にもこう云う型に属する剽軽(ひょうきん)な禿頭の番頭がいたことを思い出した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かれらは皇室に依属することによってかれらの生活や地位を保ちそれについての欲求を満足させることができた...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...平和な家庭の鳥に属する鳩羽鼠(はとはねずみ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...唯だ侯の系統に属する属僚中に無責任の激論を為すものあるが為め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...勿論機微に属する事柄ではあるが...
豊島与志雄 「無法者」
...自らが属するチームがAあるいはBである...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...暁の部分に属するところの胆吹(いぶき)の山麓でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この「を」に属する万葉仮名と「お」に属する万葉仮名との区別がはっきりしている...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...オ段に属するものが最も多く...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...知覚が内属する実体を仮定して...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...また極端の喜怒は死を招くことは周知のことに属する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それらに共通に属するものを取り出すことによって作られる...
三木清 「哲学入門」
...私はその日まで丸畑が何村に属するかをも熟知していなかったのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...毛利に属する英賀(あが)城に三木通秋(みちあき)...
吉川英治 「新書太閤記」
...その種類の何たるかを問わずその土地の耕作に属するすべての出費――その中には...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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