...あとからあとから追ひつくやうにして海岸に地響きをたてゝ打ちよせてゆくのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ごーッという気味のわるい地響きと...
海野十三 「海底大陸」
...はげしい地響(じひび)きがしたのは!ずしん!たいへんな地響きだった...
海野十三 「火星兵団」
...突然大きな地響きが起りました...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...この塔の中心を上下に貫いている三十メートルの円筒の底へドシンと落ちて地響きを立てる……当直が断末魔の呻(うめ)き声を上げる……そうだ...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...急停車する地響きがあると...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...それがどしりと地響きをさした...
田中貢太郎 「月光の下」
...と云う地響きが家を揺するので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...床に地響きをさせながら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...人間の集団の彼方へ動き此方へ動く地響きとが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それと同時に、地響きがして、庄吉と、月丸とは、組合ったまま、草の中へ転がった...
直木三十五 「南国太平記」
...地響きを立てて横に倒れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...地響きが足の裏にぶきみだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...木の裂ける音や鈍い地響きや...
山本周五郎 「さぶ」
...五あの体躯で地響きをさせながら...
吉川英治 「剣難女難」
...木鹿は地響きして落ちた...
吉川英治 「三国志」
...勝家とて、その地響きに、耳愕(おどろ)かされぬはずはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...腹を見せた石亀のまろぶ地響きと同時に...
吉川英治 「新・水滸伝」
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