...何と云う図々(ずうずう)しい人だ! 嘘つき!九尾(きゅうび)の狐! 男たらし!騙(かた)り!尼天狗(あまてんぐ)! おひきずり! もうもうもう...
芥川龍之介 「二人小町」
...あなたたちのように嘘つきません」「僕だって嘘なんかつきやしない」と...
海野十三 「○○獣」
...嘘つきです...
太宰治 「右大臣実朝」
...小説家は悪魔だ! 嘘つきだ! 貧乏でもないのに極貧の振りをしている...
太宰治 「恥」
...あの人は、嘘つきだ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...自分にそういう乱暴を加えた酔っ払いの嘘つきが言った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「昨日あなたは、お金のことは口にするのが厭だと云っといて、今日はお金のことでわざわざ来るなんて、嘘つきだわ...
豊島与志雄 「反抗」
...俺に別れてえ訳というのも、そのことからじゃねえか、この嘘つきめ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...女の嘘つきにも呆れた...
林芙美子 「浮雲」
...人いじめで、いやらしくて、大嘘つきで、自分ばかりをおたかく考えている人間...
林芙美子 「新版 放浪記」
...男の人は嘘つきが多いな...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...卑しい嘘つきの浮浪人なんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...嘘つきとか言われた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...今はその叔父を嘘つき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...此処へ来て見たのである――嘘つき! と...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...あの人は軽薄で、嘘つきで、浮気者で、信用のない兵六玉(ひょうろくだま)よ...
森本薫 「華々しき一族」
...嘘つきの国と非難されている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お菓子をくれなければ嘘つきだぜ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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