...汝の強壮なる時に勝りて汝を愛らしきものとなせり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...決して強壮な体質とは云えないであろうけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...強壮な農家の下男だったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...島村氏はじめ他の委員も彼女の強壮なのと...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...特に勝れて強壮な若い男を必要とするように...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...よく均衡した強壮な両性が結合し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...白く美しい強壮な獣のようなアダ...
宮本百合子 「アンネット」
...ジャーナリズムの上に一年間も八方に向って文学的へどをはきつづけることのできた強壮な三好十郎が...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...非常に強壮な神経の必要というものを感じて居りますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たしかに彼はあの強壮な精神と肉体との全力をつくして立てられる限りの音をたててこのたたかいを行いましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その中に生活の炭酸性の泡をどっさりふくんだ強壮なものであるべきです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうなると身体に毒で強壮な人でも種々の弊害を惹起(ひきおこ)します...
村井弦斎 「食道楽」
...強壮な人でも多量に用いると害になりますが脳の悪い人や肺病で血を咯(は)く人やあるいは心臓の悪い人や妊娠中の婦人や脚気(かっけ)病人や眼病の人には絶対的に禁じなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...腸の強壮な人は誠に少いそうです...
村井弦斎 「食道楽」
...気分が悪いと言ったって胃腸の不健全な人なら気候の変化に感じて頭痛のする事もあろうが和女ほど強壮な人は滅多にない...
村井弦斎 「食道楽」
...即ち強壮なる男子の食物は...
村井弦斎 「食道楽」
...わが身も危うし」と、気がついて、昼夜もわかたず逃げだしたが、途中、強盗山賊の類にはおびやかされるし、強壮な兵は、勝手に散ってしまうしで、ようやく江亭(こうてい)という地まで引揚げて、味方をかぞえてみると、千人にも足らない小勢となっていた...
吉川英治 「三国志」
...実は老いていよいよ強壮な...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索