...そして「わたしの生家の五十嵐といふ姓なども或はアイヌ語系の名稱かも知れない...
石川三四郎 「浪」
...あとは五十嵐が、出来上った紙風船を、お椀(わん)を積むように、ドンドン積み重ねてゆく...
海野十三 「柿色の紙風船」
...三藏は瞬きもせずに五十嵐を見詰めて居る...
高濱虚子 「俳諧師」
...あなたお酒と一緒に飮んでしまつたのね」と言つて艶な眼附をして五十嵐を見る...
高濱虚子 「俳諧師」
...それで昨年など五十嵐と一緒に遊興(あそ)んだことも度々あつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...佐野の奴の幕下で十五圓の給料では遣り切れないからねえ」と五十嵐は大きな聲で言つてカラ/\と笑ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...そこで五十嵐君は今日の紅(くれない)丸で神戸に帰るとのことであったので途中で別れた...
高浜虚子 「別府温泉」
...………」と、幸子が云って、「瀬越さんは大分お強そうでいらっしゃいますが、どのくらいお上りになれますの」「さあ、飲めば七八合は飲めるかも知れません」「酔うと何か隠し芸が出ますかな」と、五十嵐が云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「そうさなあ」と南条は本を伏せて五十嵐と顔を見合せました...
中里介山 「大菩薩峠」
...呆気(あっけ)に取られていた五十嵐を無雑作(むぞうさ)に拉(らっ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...さきに宇津木兵馬と共に甲府の牢を破って出た南条と五十嵐とであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その次にいるのが五十嵐甲子雄であることは申すまでもありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十嵐らの浪士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十嵐らの志士は...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の南条力と五十嵐甲子男とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...当然五十嵐甲子男でなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一人は五十嵐甲子雄(いがらしきねお)――この二人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...南条と五十嵐との道づれになってここまで来たものではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
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