...二百二十日の荒れそこねたその年の天気は...
有島武郎 「或る女」
...二百二十日に当る翌十日も...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...せはしなく暮れ行く老の短き日一月八日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...煎(い)つてゐる雛(ひな)のあられの花咲きつ遠ざけて引寄せもする春火桶(はるひおけ)三月七日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...風知草(ふうちそう)女主(あるじ)の居間(いま)ならん十月十日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...桜餅女の会はつゝましく二月十日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...羽搏(はばた)きて覚(さ)めもやらざる浮寝鳥(うきねどり)十二月十日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...山辺(やまのべ)の赤人(あかひと)が好き人丸忌(ひとまるき)春泥やわが知る家の門の前日当りて電燈ともり町桜四月八日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...人々は皆芝に腰たんぽぽ黄(き)たんぽぽの黄が目に残り障子に黄四月三日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...昨日今日客あり今日は牡丹剪(き)る五月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...箕(み)を抱(かか)へ女出て来ぬ花菖蒲六月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...木を伐(き)りしあと夏山の乱れかな四五歩して夏山の景変りけり石を撫(ぶ)し傍(かたわ)らにある百合(ゆり)を剪る七月九日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...忘れもせぬ或(ある)年……やはり二百二十日の頃であった...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...二百十日を過ごして二百二十日を待ち構える頃の或日の午後である...
永井荷風 「写況雑記」
...今日は二百二十日だが...
中谷宇吉郎 「天災は忘れた頃来る」
...その夜が明けて今日は二百二十日だ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二百十日から二百二十日ころまで...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...わざわざ二百二十日がらみの人なき頃にやるわけだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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