...『部屋は中ぐらいでいいよ』とすべておうようである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...中ぐらいの人形を瑠美子に買ってやった...
徳田秋声 「仮装人物」
...せいぜい邸の中ぐらいのものだろう...
直木三十五 「南国太平記」
...せめて旅行中ぐらいは...
中里介山 「大菩薩峠」
...結婚の申込みが多くなって困るぜ」「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう...
夏目漱石 「三四郎」
...女中ぐらいおいても...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...今度はソバケーヴィッチの恰好が中ぐらいの熊そっくりに見えた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...中ぐらいな大きさの机が置いてある...
水野葉舟 「北国の人」
...彼自身にとっていかがわしい関係にある小説などを書きちらして自身に水を割りながら「中ぐらい」に暮している大インテリを見るほうがよいか...
三好十郎 「恐怖の季節」
...中ぐらいにけっこうだと思っている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...(ルクレティウス)(a)ところでわたしの背たけは中ぐらいより少し低い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中ぐらいの(a)血気と熱情をたたえている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...有難いことに中ぐらいに健康温和であったからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしまた中ぐらいの健康で永く村にいたらどうであろうかと...
柳田国男 「雪国の春」
...中ぐらいの息で吹くのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...――容姿も気質も中ぐらいな人であった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...中ぐらいの高みにあるけれど...
山本周五郎 「季節のない街」
...背中ぐらいながしてくれるものよ」新八は向うを見たまま立っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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