...『部屋は中ぐらいでいいよ』とすべておうようである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...中ぐらいの犬ほどの大きさしかなかった...
海野十三 「火星兵団」
...中ぐらいなのが昌一君...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...わたしは中ぐらいの泡をふくんでいる氷塊をくだいて取り出し...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...でも九月中ぐらいは...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...自分の中学においての成績は三年ごろまではまず中ぐらいのところであったが...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...丈(たけ)も中ぐらいであったが...
徳田秋声 「縮図」
...資本額二百万円ばかりの中ぐらいな合資会社の社長をしておる四十五...
新渡戸稲造 「自警録」
...中ぐらいな鯉幟(こいのぼり)を半分ほどおろした下...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女中ぐらいおいても...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...中ぐらいな大きさの机が置いてある...
水野葉舟 「北国の人」
...真似(まね)をして投げる豆叔父さんの石は川の真中ぐらいで水に落ち...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...中ぐらいにけっこうだと思っている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...有難いことに中ぐらいに健康温和であったからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしまた中ぐらいの健康で永く村にいたらどうであろうかと...
柳田国男 「雪国の春」
...きげんのいいときは中ぐらい肚(はら)を立てているような顔つきで...
山本周五郎 「思い違い物語」
...義一は背丈こそ中ぐらいだが...
山本周五郎 「さぶ」
...背中ぐらいながしてくれるものよ」新八は向うを見たまま立っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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