...賞讃を与えるに最も大度だからである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...とにかく数個の境界条件(boundary conditions)ならびに当初条件(initial conditions)を表示する数式を与えると...
寺田寅彦 「科学と文学」
...この特定という関係が偶々――その根拠は後で与える――公理を経験乃至直観に由来するものと考えさえ又要素を経験的な乃至は直観的な内容あるものと思わせたのである...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...そうした感銘を与えるのかも知れないが...
豊島与志雄 「死ね!」
...食物を与えるのでもない...
豊島与志雄 「同感」
...自分で手ずから食物を与えることはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...水車づきの米が何分安心の出来る気分を与える...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...与える空気中のイオン量によるばかりでなく...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...正弦波形に熱を与えるには...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...いろいろ変化を与えることができるということ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それよりも自分に注意を与えるその宗教家などの様子を見ると...
正岡子規 「病牀苦語」
...彼らに優越権を与えるや否や...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...平均国内消費が与える以上に広大な市場に対しある分量の穀物を習慣的に栽培すること1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし生活が与える新しい経験というようなものは実に面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鼻だけはいつも顔の真中でこれを裏切って「怪(け)しからん奴だ」という感じを相手に与えるもの……又貧相な鼻の人は如何に脂切った景気のいい人相をしていても内実はいつもピイピイ風車と他人に見られるものと思い諦めている人がもしあったとしたら...
夢野久作 「鼻の表現」
...一片の賞禄をもわけ与えることができないので...
吉川英治 「三国志」
...公儀の罪人へ火鉢など与える事は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...きっとあなたに何らかの光明を与えると思う」「は...
吉川英治 「親鸞」
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