例文・使い方一覧でみる「不人情」の意味
スポンサーリンク...それを横取りして置くと云ふそんなさもしい不人情な考へは少しもなかつたけれども... 
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼女は不人情なみすぼらしい女で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...どんな不人情な心を持っているかとさえ疑われた...
徳田秋声 「あらくれ」
...そんな不人情な不義理な事して長生きしたッてどうしますか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...何の不義理な事も不人情な事もないもんじゃ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...思いのほか不人情なお方ですねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その図々しさと不人情が...
中里介山 「大菩薩峠」
...君のような不人情漢とは性質（たち）が違う」丸山勇仙は弁舌が軽い...
中里介山 「大菩薩峠」
...不人情と言おうか...
中里介山 「大菩薩峠」
...さればと云って冷酷不人情な文明の産物とは自（おのず）からその撰（せん）を異（こと）にしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...（お蔦に）永い間の不人情が今更...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...夫の父母に対して礼儀なく不人情ならば離縁も然る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...幕府の奴の如何（いか）にも無気力不人情と云うことが癪（しゃく）に障（さわっ）たので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...不人情と言つたつて仲間つぱづれと言つたつて...
三好十郎 「地熱」
...お父つぁんにさんざん不人情なことをしたあげく...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...それを棄ててゆくのは不人情である...
山本周五郎 「風流太平記」
...かれは伊兵衛の不人情を恨みたくなりましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...他言（たごん）するような不人情者は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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