...中味をちょっぴり小皿に分けて客に勧めた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...渋茶なぞを勧めてくれた...
橘外男 「逗子物語」
...許宣は金山寺(きんざんじ)へ焼香に往きたいと思って再三白娘子に同行を勧めたが白娘子は往かなかった...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...一方では遁世を勧めると同時に...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...二度勧めたことがあった...
徳田秋声 「黴」
...真木は一時自分の店へ来て働くやうにと勧めてみたが...
徳田秋声 「のらもの」
...乗船を勧めたものだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...母に夜の景色を見せようと思ってちょっと勧めたが...
夏目漱石 「行人」
...そう云う訳なら一つ勧めて見ましょう...
夏目漱石 「行人」
...女房らが女王に返歌をされるように勧めた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私の誠意をお目にかくべきだと勧められましたものですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ある物は自身で料理をし変えさせることを命じまでしてお勧めするのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夜にまぎれてダレイオスを撃つことが得策だと勧めたポリュペルコンに対して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女たちが拒否のいいわけにこの語を用いることもお勧めしない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがて酒を勧められ膳(ぜん)をさえ用意せられた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...前年私が勧めて全部の地名を残らずカードに取り...
柳田國男 「地名の研究」
...又友達から二度目の妻帯を勧められた事もあったが...
夢野久作 「暗黒公使」
...トルレスが信者たちに勧めて演劇をやらせたことである...
和辻哲郎 「鎖国」
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