...その夕甲州北都留郡上野原村に着して...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...与瀬、上野原、猿橋、大月、暑いけれども、ちよつと下りて見たいやうな気もした...
田山録弥 「スケツチ」
...上野原の親戚をそっと欺(あざむ)いて旅費を借りて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この上野原のしかるべき家に生れた悪漢でございました」「足が迅いと高飛びが自由にできる...
中里介山 「大菩薩峠」
...上野原の方へ下りて行くのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...与瀬か上野原あたりに宿を取っていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまりそれでとうとう甲州街道の上野原というところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...小仏より上野原へまいる途中...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あなたは上野原の月見寺へおいでなさるそうですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...上野原でございます」と答えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「御商売は何ですか、お家は……?」と尋ねられた時も、お雪は神妙に、「上野原で、月見寺とお聞きになれば、すぐわかります」もし、この場合、お雪ちゃんが女学校出のお茶ッピーで、実家が高利貸でもしていて、「わたしの家はアイスクリームよ」とでも言おうものなら、この通人は真顔になって、「それはお菓子い御商売です」としゃれたかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信さんお前は知らないあたしがどこにいるかお前にはわからないだろう海は広く山は遠い向うにぼんやりと山と山の上にかすんで見えるのは富士の山甲州の上野原でもあの塔の上では富士の山が見えたのに弁信さんお前の姿が見えない清澄の茂太郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲州の上野原の月見寺の時の怪我なんだろうと思いますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんとはなしに上野原の自分の家へ帰ったような気がしてなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...上野原の自分の家によく似ている住居と感じたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠い上野原というところから介抱して...
中里介山 「大菩薩峠」
...上野原(うへのばら)...
樋口一葉 「ゆく雲」
...小仏から甲府に至るまでの宿場宿場――上野原...
吉川英治 「江戸三国志」
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