...まさしく、毒瓦斯に中毒していることが一眼でわかった...
海野十三 「空襲警報」
...――まさしく紛れもない手製のものだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...まさしく一流中の一流である...
太宰治 「女の決闘」
...まさしく自由競争によって生ずる結果なのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...これはまさしく肝臓のせいだ...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...まさしくその理由は根本的に以上の点に求められなくてはならない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...まさしくこれは別の世界に驕(おご)っている人と思わないわけにはゆきませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...おとなう声はまさしく女でありますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさしく盲法師の弁信に向っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさしく竹の感覚である...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...君のセンチメンタリズムの信条はまさしく木炭が金剛石になるまでの永い永い時の長さを...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...まさしく鼻である! しかも...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...「エル・ハヂ」はまさしく沙漠のなかから聞えて來る Marche funbre なのだ...
堀辰雄 「「エル・ハヂ」など」
...まさしく同等な局面であった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...まさしくその通りだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...もししからば今の世はまさしくいづれの時にかあたれるや...
三木清 「親鸞」
...まさしくその汎神論的前提の故に...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...「まさしく陣中みまいだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
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