...鼻面にニキビができた...
...彼女は鼻面をコンシーラーで隠していた...
...彼は鼻面に力を入れ、深呼吸をした...
...事故で鼻面に怪我を負った...
...鼻面の形が可愛らしい女の子に憧れている...
...伏姫の膝に鼻面を擦りつけたり...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...馬のやうに鼻面をくしやくしやさせた...
薄田泣菫 「茶話」
...馬は鼻面でちよつと水にふれ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そうして自分の顔のすぐ前に鼻面(はなづら)を接近させる...
寺田寅彦 「夢判断」
...あの男の鼻面へぺっと唾を吐きかけたんですからね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...馬の鼻面(はなづら)を坂の方へ一捻(ひとひねり)に向直(むけなお)した...
夏目漱石 「永日小品」
...軒下に寝ている犬の鼻面(はなづら)へ手を延ばして見たりした...
夏目漱石 「明暗」
...ドウ」親方は鹿毛の鼻面を撫(な)でながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歩けツ」鼻面を八丁堀に向けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕は鼻面をつっこんだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...鼻面(はなづら)も寄せん...
久生十蘭 「キャラコさん」
...無惨にも地面へ鼻面を摩りつけられた幸田節三さえもアングリと口を開けたまま...
久生十蘭 「魔都」
...犬のやうな鼻面の悪魔どもが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...豚のやうな、犬のやうな、山羊のやうな、鴇(のがん)のやうな、馬のやうな、様々の鼻面が、いちどきにぬつと頸をのばして、祖父の顔をペロペロと舐めまはしたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そしてZの鼻面を静かに撫でると...
牧野信一 「剥製」
...たまり水にぴしゃぴしゃ鼻面(はらづら)をつけて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...鼻面をすりつけられたこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...役者の間へ通った!』『あっ……では愈(いよいよ)……今日! 今日!』鼻面を並べた二頭の駒は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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