...王黙然として何んともの玉はざりき...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...いらだち黙然としていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オリヴィエは黙然としてるクリストフに言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...黙然として其の姿を打目戍(うちまも)り候...
永井荷風 「夜あるき」
...良(やや)暫くの間と云うものは造付(つくりつ)けの木偶(にんぎょう)の如くに黙然としていたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...黙然とかの火によりて...
柳田国男 「山の人生」
...黙然と膝まで頭を下げていた...
吉川英治 「黒田如水」
...それからは黙然と...
吉川英治 「黒田如水」
...三魯粛の語る始終を周瑜(しゅうゆ)はさっきから頭を垂れて黙然と聞いていたが...
吉川英治 「三国志」
...黙然と物に腰をおろしているただならぬお人影と二人の女性のかしずいているのも見えた...
吉川英治 「私本太平記」
...直義が黙然とただ戦線をにらんでいるので...
吉川英治 「私本太平記」
...黙然と突っ立っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...信輝のうしろに黙然と立っていただけである...
吉川英治 「新書太閤記」
...縁近い南の端に黙然と疲れるまで坐っているのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...「…………」黙然と念仏する...
吉川英治 「親鸞」
...黙然とうなずいた...
吉川英治 「親鸞」
...三十六峰と睨(こら)めッこをするように黙然としていた...
吉川英治 「源頼朝」
...「…………」ふたり共、黙然としていた...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索