...彼女が黙然とした表情で私を見つめた...
...彼のパフォーマンスは聴衆を黙然とさせた...
...会議中、彼女は黙然としていたが、その後に質問をした...
...彼の投票により、黙然とした雰囲気が会場に漂った...
...不器用なジョークを言った時、友人たちは黙然となった...
...黙然として身動きだもせず...
泉鏡花 「海城発電」
...秀岡氏と面談する為めに行ったのだろう」「…………」三枝は暫く黙然としていたが...
大庭武年 「旅客機事件」
...彼は闇の中を静に見廻しながら小半時も其処に黙然としていたが...
田中貢太郎 「魔王物語」
...やあルルトンと右手で激しく膝(ひざ)を叩(たた)きながら口三味線で教えていたがついには黙然(もくねん)として突(つ)っ放(ぱな)してしまった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...黙然と聞いていた...
直木三十五 「南国太平記」
...二人はしばらく黙然として言葉なし...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...花子はいつまでも黙然としてゐた...
中村地平 「悪夢」
...碌さんは黙然(もくねん)として尾(つ)いて行く...
夏目漱石 「二百十日」
...話したら母がどんな苦しい顔をするか分りません」二人は黙然(もくねん)として相対した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...彼等は主人の前にならんだぎり黙然(もくねん)として一言(いちごん)も発しない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...与平は黙然(もくねん)と向うを向いたままでいる...
林芙美子 「河沙魚」
...彼は頬杖をついて黙然とながめていたが...
久生十蘭 「黒い手帳」
...額に手をあてて黙然と俯向いていたが...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...黙然として何も語らぬけれど...
二葉亭四迷 「平凡」
...そこに黙然(もくねん)と立った鞍馬(くらま)の竹童(ちくどう)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...秀吉も黙然とうなずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...黙然(もくねん)と浮かない顔で腕ぐみに沈んでいたが...
吉川英治 「親鸞」
...「…………」黙然(もくねん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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