...彼女が黙然とした表情で私を見つめた...
...彼のパフォーマンスは聴衆を黙然とさせた...
...会議中、彼女は黙然としていたが、その後に質問をした...
...彼の投票により、黙然とした雰囲気が会場に漂った...
...不器用なジョークを言った時、友人たちは黙然となった...
...時は黙然としてたゆみなくページを繰っているのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...黙然と頭(かうべ)を垂れてゐた丈艸は...
芥川龍之介 「枯野抄」
...が、彼は黙然と、両手を後に組んだ儘、懶(ものう)さうな眼は何時までも、裸の床を離れなかつた...
芥川龍之介 「山鴫」
...と云ってなにかしら黙然としていた...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...婆さんは黙然(もくねん)として余の背後に佇立(ちょりつ)している...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...その手は黙然として壁の方を向く平次の肩に掛りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...良(やや)暫くの間と云うものは造付(つくりつ)けの木偶(にんぎょう)の如くに黙然としていたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...やがてやはり黙然として...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...枠台を前に端座して黙然としていられるのは...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...黙然と帰りかける後ろへ...
吉川英治 「三国志」
...黙然と首をたれてしまう...
吉川英治 「三国志」
...だが曹丕は、賈にいわれたとおり、ただ城外まで見送りに立って、涙をふくみ、黙然、父が前を通るとき、眸をこらして見送った...
吉川英治 「三国志」
...黙然(もくねん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...黙然(もくねん)と評議に果てしない席を見まわしているだけだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...黙然と坐りこんでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...利家はなお黙然たる姿だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「…………」ふたり共、黙然としていた...
吉川英治 「源頼朝」
...黙然と首を垂れていたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索