...彼女が黙然とした表情で私を見つめた...
...彼のパフォーマンスは聴衆を黙然とさせた...
...会議中、彼女は黙然としていたが、その後に質問をした...
...彼の投票により、黙然とした雰囲気が会場に漂った...
...不器用なジョークを言った時、友人たちは黙然となった...
...治修は黙然(もくねん)と耳を傾けているばかりだった...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...黙然として身動きだもせず...
泉鏡花 「海城発電」
...黙然(もくねん)として...
夏目漱石 「二百十日」
...宗助は周囲のざわつく中に黙然(もくねん)として...
夏目漱石 「門」
...黙然と海のほうをながめていたが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...何と云ッて」「フフン仕様が無いな」「君がか」文三は黙然(もくねん)として暫らく昇の顔を凝視(みつ)めていたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...黙然と微笑をふくんで...
吉川英治 「三国志」
...さっきから黙然といる...
吉川英治 「私本太平記」
...黙然と聞いておられたが...
吉川英治 「私本太平記」
...僧も黙然(もくねん)として手をとられ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小文治も黙然(もくねん)とふかい息(いき)をつくのみだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そのまま黙然とひかえていた滝川一益(かずます)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...藤左衛門も黙然と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...黙然(もくねん)と...
吉川英治 「親鸞」
...三帰りがけ――その晩も、いつもの居酒屋に立寄って、平四郎は、『亭主、冷酒(ひや)でよい、一杯くれい』薄暗い片隅の床几(しょうぎ)に腰かけて、黙然と、肘(ひじ)をついていた...
吉川英治 「夏虫行燈」
...黙然(もくねん)としている重喜へ義務のようにいった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「…………」黙然(もくねん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵は、黙然と立って、婆と牝牛(めうし)をそこに残し、婆の眼にふれないところへ去って、弁当を解(と)いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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