...目の前の黒玉を投げてみよう...
...黒玉を押し込めるための穴がありました...
...囲碁の黒石は黒玉とも呼ばれます...
...あの芸能人は黒玉さんと呼ばれています...
...黒玉の文鳥が鳴き声を上げている...
...何だか普通の人とは黒玉の置き所が少々違つて居るやうだ...
石川啄木 「雲は天才である」
...そして其花と黒玉を手向(たむ)けたんです...
石川啄木 「雲は天才である」
...本を賣つた三十錢の内、國へ手紙を出さうと思つて、紙と状袋と切手を一枚買ひましたし、花は五錢でドッサリ、黒玉も、たゞもう父に死なれた口惜(くやし)まぎれに、今思へば無考(むかんがへ)な話ですけれども、十五錢程買つたのですもの...
石川啄木 「雲は天才である」
...黒玉があっても瞳(ほとけ)さんのないもんがあるそうな...
壺井栄 「大根の葉」
...小粒の黒玉の飾りが裾のふさ縁に...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...イギリスの擬(まが)い黒玉とドイツの黒ガラス玉とをまねて製造する特殊な工業があったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ドイツの黒玉も到底かないはしません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そ奴がお稽古の最中になにか話しかけたからいやだつたけれどいいかげんにあしらつてたら先生が見つけ黒板に二人の苗字を書きならべて頭へ大きな黒玉をつけた...
中勘助 「銀の匙」
...誰がもういつけたのかしら と思つたがなんだか悪いことをしたやうな気がして 話なんぞしやしない といつたら姉は そんなに匿(かく)したつて黒板に黒玉をつけられてる といふ...
中勘助 「銀の匙」
...黒玉は悪いことをしたときつけられるのだとわかつて急に悲しくなつた...
中勘助 「銀の匙」
...こちらはこなひだの黒玉に懲りてるゆゑ知らん顔してゐれば机の蔭で拳骨をびくびくやつては眼をむいて横目に睨む...
中勘助 「銀の匙」
...チラチラ耀((かがや))く黒玉や...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...出来不出来に依(よっ)て白玉(しろだま)を附けたり黒玉(くろだま)を付けたりすると云う趣向で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...解(げ)し傷(そこな)うた者は黒玉(くろだま)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...――その色合が純然たる暗褐色から濃いきらきらした黒玉色へ変る...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...きらきら輝いている黒玉(こくぎょく)のように黒い水の壁であって...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...黒玉を打ちあげたらば煙火師は土地にいられなかった...
吉川英治 「銀河まつり」
...黒玉だぞ七!」泣くように吃(ども)って...
吉川英治 「銀河まつり」
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