...輝く金鵄勳章を胸に飾つて乳母車で通るのを見た時と同じ意味に於ての痛切なる敬意が...
石川啄木 「雲は天才である」
...彼の愛好惜(あいこうおし)まない紙巻煙草の金鵄(きんし)に...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...それまでは勇敢に闘いましたそうです」「では金鵄勲章組(きんしくんしょうぐみ)ですね」「ええ...
海野十三 「爬虫館事件」
...金鵄(きんし)勲章をいただいた忠勇なる帝国軍人のひとり娘が淫売(いんばい)になるんだぜ...
江戸川乱歩 「影男」
...金鵄勳章をうくべき也...
大町桂月 「小石川臺」
...金鵄(きんし)勲章をもらって...
田中貢太郎 「春心」
...金鵄(きんし)勲章ももらっておりますが...
田中貢太郎 「春心」
...金鵄(きんし)勲章をあげるよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...二龍山のぬしと綽名(あだな)されて感状や金鵄勲章(きんしくんしょう)を授与され...
中勘助 「結婚」
...金鵄(カナトミ)の命はそれを慰めんとして...
中井正一 「脱出と回帰」
...金鵄勲章(きんしくんしょう)はよれよれに型もくずれて...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...功六級の金鵄(きんし)勳章と...
南部修太郎 「猫又先生」
...原田重吉は金鵄勲章(きんしくんしょう)をもらったのである...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...金鵄勲章功七級、玄武門の勇士ともあろう者が、壮士役者に身をもち崩(くず)して、この有様は何事だろう...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...とうとう金鵄勲章を取りあげられた...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...金鵄(きんし)勲章でも貰うたように俺達の手柄を羨ましがったものじゃったぞ...
夢野久作 「近世快人伝」
...金鵄(きんし)勲章です...
夢野久作 「暗黒公使」
...毎日毎日器械のように私の処へ郵便物を持って来てくれたあの金鵄勲章の忠平が...
夢野久作 「眼を開く」
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