...元来この小説は京都の日の出新聞から巌谷小波(いわやさざなみ)さんの処へ小説を書いてくれという註文が来てて...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...これは巌谷さんの所へ言って来たのであるが...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...六 漣山人巌谷(いわや)の伯父さんといったらドンナ山の中の児供(こども)でも知ってるが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...巌谷一六居士(こじ)の書いた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...即ち尾崎紅葉は、「侠黒児」を書き、巌谷小波は、「黄金丸」を発表し、川上眉山は、「宝の山」を、土田翠山は、「小英雄」を、与謝野鉄幹は、「小刺客」を書き、黒岩涙香に依って、「巌窟王」「噫(ああ)無情」が翻訳されたのであった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...日頃噂に聞く大家の事なれば最初はまづ門前払なるべしと内々覚悟せしにわけもなく二階の書斎に通され君らは巌谷の門生なりとか...
永井荷風 「書かでもの記」
...午後巌谷四緑君来訪...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...巌谷氏邸内の千里閣三年祭を行ふ由...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...同館とは殆三十年間交誼のある巌谷小波先生に対してさえ...
永井荷風 「申訳」
...巌谷小波夕涼み足で犬の背なでながらこういう名吟を見ると、巌谷小波も、なかなかの俳人だったと思う...
野村胡堂 「胡堂百話」
...巌谷小波にあてたもので...
野村胡堂 「胡堂百話」
...鈴木の義兄にあたる巌谷氏の恩顧だつた...
牧野信一 「交遊記」
...巌谷氏(小波氏の令弟冬生氏)と...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...十二時ごろに突然巌谷家を訪れて御無沙汰を詫びて来よう...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...『太平記』に、竜神が秀郷に、太刀、巻絹、鎧、俵、鐘、五品を与えたとあれど(『塵添嚢抄(じんてんあいのうしょう)』十九には如意(にょい)、俵、絹、鎧、剣、鐘等とあり、鎧は阪東(ばんどう)の小山(おやま)、剣は伊勢の赤堀に伝うと)、巌谷君が、『東洋口碑大全』に引いた『神社考』には、太刀のほかの四品、『和漢三才図会』には太刀、鎧、旗、幕、巻絹、鍋、俵、庖刀、鐘と心得童子(こころえのどうじ)、計九品と一人、太刀の名遅来矢(ちくし)と出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...巌谷小波(いわやさざなみ)君のお伽話(とぎばなし)もない時代に生れたので...
森鴎外 「サフラン」
...明治の大家一六居士の息たる巌谷小波山人は父翁の衣鉢は襲(つ)がぬが...
山本笑月 「明治世相百話」
...巌谷小波(いわやさざなみ)の“世界お伽噺”を知って...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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