...元来この小説は京都の日の出新聞から巌谷小波(いわやさざなみ)さんの処へ小説を書いてくれという註文が来てて...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...これは巌谷さんの所へ言って来たのであるが...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...六 漣山人巌谷(いわや)の伯父さんといったらドンナ山の中の児供(こども)でも知ってるが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...小父さん小母さんの聖地(パレスタイン)だけに日本の「おじさん」巌谷小波(いわやさざなみ)...
谷譲次 「踊る地平線」
...この人生れてより下二番町(しもにばんちょう)に住み巌谷小波(いわやさざなみ)先生の門人とは近隣の誼(よしみ)にて自然と相識(あいし)れるが中(うち)にも取りわけ羅臥雲(らがうん)とて清人(しんじん)にて日本の文章俳句をよくするものと親しかりければ互に往来する中われもまた羅君と語を交(まじえ)るやうになりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...日頃噂に聞く大家の事なれば最初はまづ門前払なるべしと内々覚悟せしにわけもなく二階の書斎に通され君らは巌谷の門生なりとか...
永井荷風 「書かでもの記」
...全集は重に巌谷小波先生が編纂されたやうな事から博文館から出版されました...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...然るに当日午後の四時を期して上野停車場の待合室に集るものを見れば会長巌谷小波(いわやさざなみ)先生を始めとして十四...
永井荷風 「桑中喜語」
...巌谷氏邸内の千里閣三年祭を行ふ由...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...巌谷三一始て席上にて其の作品を朗読す...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...ホトトギスの発刊が、明治三十年で、子規も若く、虚子も若く、これに対抗する秋声会も、尾崎紅薬、巌谷小波、戸川残花、みんな、生きのいい青年だった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...貫一は巌谷小波(いわやさざなみ)氏だという噂(うわさ)なども高かった...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...巌谷三一がよくなった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鈴木の義兄にあたる巌谷氏の恩顧だつた...
牧野信一 「交遊記」
...巌谷氏(小波氏の令弟冬生氏)と...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...十二時ごろに突然巌谷家を訪れて御無沙汰を詫びて来よう...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...明治の大家一六居士の息たる巌谷小波山人は父翁の衣鉢は襲(つ)がぬが...
山本笑月 「明治世相百話」
...明治三十年(1897) 五歳巌谷小波の「世界お伽ばなし」などそろそろ見初める...
吉川英治 「年譜」
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