...元来この小説は京都の日の出新聞から巌谷小波(いわやさざなみ)さんの処へ小説を書いてくれという註文が来てて...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...これは巌谷さんの所へ言って来たのであるが...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...小父さん小母さんの聖地(パレスタイン)だけに日本の「おじさん」巌谷小波(いわやさざなみ)...
谷譲次 「踊る地平線」
...御伽小説専門の巌谷小波(いわやさざなみ)氏や...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...即ち尾崎紅葉は、「侠黒児」を書き、巌谷小波は、「黄金丸」を発表し、川上眉山は、「宝の山」を、土田翠山は、「小英雄」を、与謝野鉄幹は、「小刺客」を書き、黒岩涙香に依って、「巌窟王」「噫(ああ)無情」が翻訳されたのであった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この人生れてより下二番町(しもにばんちょう)に住み巌谷小波(いわやさざなみ)先生の門人とは近隣の誼(よしみ)にて自然と相識(あいし)れるが中(うち)にも取りわけ羅臥雲(らがうん)とて清人(しんじん)にて日本の文章俳句をよくするものと親しかりければ互に往来する中われもまた羅君と語を交(まじえ)るやうになりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...日頃噂に聞く大家の事なれば最初はまづ門前払なるべしと内々覚悟せしにわけもなく二階の書斎に通され君らは巌谷の門生なりとか...
永井荷風 「書かでもの記」
...巌谷小波先生は館主大橋新太郎とは友人の関係もあつたし三十年間も編輯局に居られたにも係らずお伽噺の全集か何かを他の本屋から出版された時訴へられて莫大の損害を蒙つた事があります...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...然るに当日午後の四時を期して上野停車場の待合室に集るものを見れば会長巌谷小波(いわやさざなみ)先生を始めとして十四...
永井荷風 「桑中喜語」
......
永井荷風 「日和下駄」
...石もまた巌谷翁の貲(し)を捐(す)てて建てられしものなり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...巌谷小波夕涼み足で犬の背なでながらこういう名吟を見ると、巌谷小波も、なかなかの俳人だったと思う...
野村胡堂 「胡堂百話」
...貫一は巌谷小波(いわやさざなみ)氏だという噂(うわさ)なども高かった...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...故巌谷小波撰で首席にはいったことなどがある...
長谷川伸 「カン」
...巌谷三一がよくなった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...巌谷氏(小波氏の令弟冬生氏)と...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...十二時ごろに突然巌谷家を訪れて御無沙汰を詫びて来よう...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...残り半分は巌谷小波(いわやさざなみ)君...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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