...その名の岬に立ったように...
泉鏡花 「薄紅梅」
...壇のところへ立ったまま「祈って...
直木三十五 「南国太平記」
...お前に立ったんじゃ...
火野葦平 「花と龍」
...相手の妻太郎さんというのも美しいわ」「うん、そうじゃなあ、……」勝則は、立った...
火野葦平 「花と龍」
...それから一時間ばかり立った後...
堀辰雄 「菜穂子」
...一人きりで私がこの墓の前に立ったのは...
堀辰雄 「花を持てる女」
...一刀のもとに斬(き)ってくれよう――そういきり立った...
本庄陸男 「石狩川」
...突如この私に立ったのである...
正岡容 「わが寄席青春録」
...そして早くもその燃(も)え立った白金のそら...
宮沢賢治 「インドラの網」
...三人無言で立ったまま非常に永い間...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...このことに工藝と美術との目立った差異が見える...
柳宗悦 「工藝の道」
...矢代は窓を開けて欄干の傍へ立った...
横光利一 「旅愁」
...天を睨んで立ったまま...
吉川英治 「三国志」
...彼女はあわててそこを立ったが...
吉川英治 「私本太平記」
...思い立ったからだった...
吉川英治 「私本太平記」
...梅雪の馬のわき腹へグサと立った一本の矢...
吉川英治 「神州天馬侠」
...何の沙汰もせずに立ったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...但馬守は、片手に、水の茶碗を持ったまま、突然立って、「外を開けい」と、廊下へ立った...
吉川英治 「柳生月影抄」
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