...小説を忌む鴆毒(ちんどく)に等しい文芸憎悪者にも馬琴だけは除外例になって感服されてるが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...戀の鴆毒(ちんどく)を渣(かす)も殘さず飮み干(ほ)せる瀧口は...
高山樗牛 「瀧口入道」
...幸田露伴先生宴会の愚劣なるを痛罵(つうば)し宴席の酒を以て鴆毒(ちんどく)なりと言はれしが世の人の心はまたさまざまなり...
永井荷風 「桑中喜語」
...――南蛮筋(なんばんすじ)のものでもあろうか――」「ヘエ――」「耳掻き一杯ほどの鴆毒でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――南蠻筋(なんばんすぢ)のものでもあらうか―」「へエ――」「耳掻き一杯ほどの鴆毒(ちんどく)でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鴆毒(ちんどく)よりも効く」「誰だい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鴆毒(ちんどく)よりも利く」「誰だい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斑猫(はんめう)や鴆毒(ちんどく)は容易に素人の手に入らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斑猫(はんみょう)や鴆毒(ちんどく)は容易に素人の手に入らず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鴆毒(ちんどく)? 持ッて来い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...すべて鴆毒の働き方は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ひそかに鴆毒(ちんどく)を盛って...
吉川英治 「三国志」
...ゆうべ信濃をして弟に鴆毒(ちんどく)をのませたのは兄の自分である...
吉川英治 「私本太平記」
...鴆毒(ちんどく)では殺したくない)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは世にも恐ろしい鴆毒(ちんどく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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