...獰(そうどう)な顔をしているが...
芥川龍之介 「仙人」
......
違星北斗 「北斗帖」
...獰猛な顔付をした逞しい男が五六人...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...それが獰猛な笑いになった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...獰猛(どうもう)なる天使の長(おさ)の超人間的獣性を青空のまんなかにひろげていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう汚水溝渠には初めのような獰猛(どうもう)さは少しもない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その獰猛な力に圧倒されて...
直木三十五 「南国太平記」
...透きまもなく繁りあった雑木のなかに皸(ひび)だらけの獰猛な腕をひろげた栗の木の姿はあっぱれ武者ぶりではあるがかんじんの栗は一つもない...
中勘助 「島守」
...ぼくの祖父は獰猛な森や林をきり拓いてこの街をうち建てた創設者なること...
仲村渠 「すらんらん集」
...獰猛の方へ近づいて行った...
夏目漱石 「坑夫」
...向うでも普通の獰猛として取扱うべき奴だと勘弁してくれたのか...
夏目漱石 「坑夫」
...起きていれば獰猛組(どうもうぐみ)...
夏目漱石 「坑夫」
...五寸の円の内部に獰悪(どうあく)なる夜叉の顔を辛うじて残して...
夏目漱石 「幻影の盾」
...却々獰猛な顔つきの土佐ブルの貰ひ手はなかつた...
室生犀星 「鉄の死」
...例の鬚(ひげ)だらけの獰猛な赤面を妙な恰好に笑い歪(ゆが)めながらコンナ予告をした...
夢野久作 「戦場」
...わん!獰猛(どうもう)な声をあげて...
吉川英治 「親鸞」
...覚明に懲(こ)らされて復讐に来た山門の法師たちのいかに獰猛(どうもう)であるかを知っているからである...
吉川英治 「親鸞」
...愛なく情なく血なく肉なくしてただ黄金にのみ執着する獰猛なスクルジは過去現在未来の幽霊に引っ張り回されて一夜の間に昔の夢のようなホームの楽しさと冷酷なる今と身近く迫れる暗き死の領とを痛切に見せられた...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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