...かれらは獰猛な喧嘩好きの動物で...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...獰猛な者の方が強く現われていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それこそ獰猛(どうもう)な闇であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その一頭の獰猛と貪婪(どんらん)ぶりに身の毛を立て...
中里介山 「大菩薩峠」
...獰猛な煤煙とその方向...
仲村渠 「すらんらん集」
...まあ一口に云うと獰猛(どうもう)だ...
夏目漱石 「坑夫」
...かんかん炭を焼(た)いて獰猛共が囲炉裏(いろり)へあたってるんでも分る...
夏目漱石 「坑夫」
...獰猛(どうもう)の度合やらをだんだん腹に畳み込んでいたが...
夏目漱石 「坑夫」
...獰猛組(どうもうぐみ)とはまるで不釣合である...
夏目漱石 「坑夫」
...この上もなく獰猛(どうもう)な...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...一番獰猛(どうもう)なサメ種と分かったからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...――彼は人畜に重傷を負わせる程獰猛(どうもう)ではないが...
牧野信一 「ゼーロン」
...どっちが最も獰猛か...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...女房というものは獰猛(どうもう)なものだということを余りえらすぎて忘れたのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...体力と獰猛さと狡智がエスキモー犬に匹敵した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...猛獣がその獰猛さを裏切るあの気の弱い...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...例の鬚(ひげ)だらけの獰猛な赤面を妙な恰好に笑い歪(ゆが)めながらコンナ予告をした...
夢野久作 「戦場」
...吉運到来がだいぶ獰猛(どうもう)性を和(やわら)げているのは事実だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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