...獰猛(どうもう)な野犬の群れが...
芥川龍之介 「偸盗」
...しかし殊に獰猛(どうもう)なのは苦力の大将の顔である...
芥川龍之介 「長江游記」
...獰猛(どうもう)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...自然には獰猛な獅子...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いよいよ獰猛(どうもう)な唸りを立てて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...いっそこのあたりに獰猛な野獣でも放した方がましです...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...獰猛な野獣の群を見た...
豊島与志雄 「運命のままに」
...獰猛(どうもう)な力のためにおしつぶされた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かつ獰猛(どうもう)だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...瞳(ひとみ)は獰猛(どうもう)な色に燃え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いずれも獰悪(どうあく)な色を現わしていることを見て取らないわけにはゆきませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...器械の獣(けだもの)とも云うべきこの獰猛組(どうもうぐみ)が...
夏目漱石 「坑夫」
...人より受くる獰猛として...
夏目漱石 「創作家の態度」
...寄りたかるテュロたちの一人一人に突っかかって行くのが頗る獰猛だった...
野上豊一郎 「闘牛」
...昔恩になつた方への義理――」三助は獰猛(どうまう)な面構(つらがま)に似氣なく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...獰猛(どうもう)な奴でした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...その勢ひの最も獰猛なやつが甲上だなどといふT先生の訓練法に...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...飢餓と獰猛との恐るべき混合を現わしており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
便利!手書き漢字入力検索