...鱈腹(たらふく)喰(た)べてくれたね...
海野十三 「恐しき通夜」
...鱈腹食う夢を見て下痢をする一方に学究心が盛んになるとともに...
大杉栄 「獄中記」
...「那地(あつち)へ着いたら松魚のうまいのを鱈腹(たらふく)食はせるぞ...
薄田泣菫 「茶話」
...鱈腹(たらふく)それを食べるが...
薄田泣菫 「茶話」
...祥雲氏はその晩鱈腹(たらふく)牛肉と松茸とを食つて寝床に入つた...
薄田泣菫 「茶話」
...西瓜(すいか)を鱈腹(たらふく)やったんで」「それじゃ腹をこわさねえ方が不思議だ」「相すみません」「俺へ詫(わ)びなくたっていい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...西瓜(すゐくわ)を鱈腹(たらふく)やつたんで」「それぢや腹をこはさねえ方が不思議だ」「相濟みません」「俺へ詫びなくたつていゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その時はお客樣で鱈腹(たらふく)呑(の)むが宜い」「呑んだつてつまらねえ」「ひどく落膽(がつかり)するぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「その晩鱈腹(たらふく)呑んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「その晩鱈腹(たらふく)呑んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鱈腹飯を食べたり...
原民喜 「氷花」
...彼は明日にも、『さあ、これを持って行って、鱈腹のんだり、楽しんだりしろ』ってんで、何千という大金が貰えると思っていたのに、案に相違して、ただ待てというだけで、時期の指定もしてくれないという訳なんです...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...豪勢ね! 祭りの間ぢゆう鱈腹食べられるわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...昔は何かといへば鱈腹つめこんだものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...蜂蜜をつけた罌粟餡麺麭(マーコフニク)ばかり鱈腹食べてをりまするやうに!)いや実に話上手な人ぢやつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今度はお客さんも鱈腹つめこんだことだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...坊主が自分の好く物を鱈腹(たらふく)頬張って得脱させやったと称えた例は...
南方熊楠 「十二支考」
...その次には安洋食店に這入って酒を飲みながら鱈腹(たらふく)詰め込んだ...
夢野久作 「黒白ストーリー」
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