...彼は魯鈍だから、新しいタスクには適していない...
...大学入試で魯鈍な考え方をしてはいけない...
...彼の魯鈍な態度が、プロジェクトの進行を遅らせている...
...魯鈍な習慣を改めるために、自分で努力しなければならない...
...魯鈍な感性の持ち主でも、熱心に勉強すれば才能は開花する...
...魯鈍(ろどん)となる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...鋭利なるものあり魯鈍なるものあり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その四人以外の他人の中にあるか? しかしいまどきの魯鈍な坑夫の中に...
大阪圭吉 「坑鬼」
...碧梧桐「趣味の遺伝」を評して冗長魯鈍(ろどん)とか何とか申され候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...殊にも醜悪な魯鈍なものに対しては容赦が無い...
太宰治 「お伽草紙」
...魯鈍(ろどん)だ...
太宰治 「八十八夜」
...是から人に逢ふ度に君は神經衰弱かときいて然りと答へたら普通の徳義心ある人間と定める事に致さうと思つてゐる今の世に神經衰弱に罹らぬ奴は金持ちの魯鈍ものか...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...自分の友達の多少魯鈍(ろどん)なのを兇賊(きようぞく)に仕立てたりして...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...魯鈍(ろどん)で脂切って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お吉より二日古いのがあの島吉でございます」「あれでも役に立つのかな」同じ場所ばかり掃(は)いている島吉の魯鈍(ろどん)さには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...阿房めいた調子は――こちらまで魯鈍の伴侶にされさうであつた...
原民喜 「小さな村」
...装飾に眩惑されるぐらい英雄たちは或面魯鈍であり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...魯鈍(ろどん)と狡猾(こうかつ)の混りあった肉の厚い無表情な顔で...
山本周五郎 「風流太平記」
...魯鈍で無表情な助の顔が...
山本周五郎 「風流太平記」
...魯鈍(ろどん)な頭よな」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――だから、こんな時、狼狽の色もつつまず、あわてふためいたり、極端に、こんどは、感情をあらわして、罵ったりするのを見ると、部下の眼にさえ、彼の魯鈍と、愚直さえ、はっきり見えた...
吉川英治 「平の将門」
...魯鈍(ろどん)に生れたわしなどは...
吉川英治 「茶漬三略」
...なるほど」亭主は自分の魯鈍(ろどん)に感心した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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