...ここを魚見岬(うおみさき)とも言おう...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...南(みなみ)は魚見崎(うをみざき)に於(おい)ては波(なみ)の高(たか)さ四五尺(しごしやく)しかなかつたが...
今村明恒 「地震の話」
...あれが魚見崎...
太宰治 「断崖の錯覚」
...魚見岬(うおみがさき)の方角のほうへ歩いて往ったが...
田中貢太郎 「赤い花」
...この野郎がイキの惡い金魚見たいに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...R漁場の魚見櫓に奉職して...
牧野信一 「酒盗人」
...八十八段もあるR漁場の魚見櫓での作業に慣れてゐる私達にとつては遊戯にも等しいものであつた...
牧野信一 「酒盗人」
...行手の岬の魚見櫓の真上に円い月が懸つてゐた...
牧野信一 「ゾイラス」
...魚見(うおみ)小屋の方には...
吉川英治 「江戸三国志」
...魚見小屋の方から来る...
吉川英治 「江戸三国志」
...折角魚見小屋での恩返しにも...
吉川英治 「江戸三国志」
...魚見堂(うおみどう)尊氏の行方...
吉川英治 「私本太平記」
...魚見堂を本営地として...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてまた、尊氏の営(えい)は、さきの宝満寺を引きはらって、はやくも、逆瀬川の川尻のひがし、魚見堂へ、その本営を移したということでもある...
吉川英治 「私本太平記」
...御実検は魚見堂の内でなされますか...
吉川英治 「私本太平記」
...魚見堂の内へ集(つど)って来ると...
吉川英治 「私本太平記」
...おなじ日、尊氏は、兵庫の全軍を再編成して、魚見堂を立ち、いよいよ、都へむかって進発していた...
吉川英治 「私本太平記」
...この魚見堂で眠るときは...
吉川英治 「私本太平記」
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