...霊魂と魂魄は同じ意味です...
...彼は魂魄が抜けたように倒れ込んだ...
...死後、魂魄が天国に上ります...
...魂魄喪失の状態に陥った...
...魂魄を静めるために、瞑想をする...
...「さてはわが亡親(なきおや)の魂魄(たま)...
巌谷小波 「こがね丸」
...さまよう魂魄(こんぱく)を暗示するかの如く...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...おそらく永眠ただちに中尉の魂魄(こんぱく)は...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...魂魄の 130肢體を離れ暗深き冥王の府に落ち行くを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...魂魄は冥王の府に沈み去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...魂魄(こんぱく)となりて良人に添うはまさらずや...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...殺された魂魄(たましい)が煙の如く立ち迷うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...いけません、先生、あなたが悪いのじゃありませんか」「どうして」「だって、昨晩、イヤなおばさんの魂魄(こんぱく)が、そっと外から忍んで来て、この船をゆすぶったなんておっしゃるものだから、それで、魂魄が、こんな着物をこの船へ持ち込んだんじゃないか知ら」「ふふん、魂魄なんてものは、そんなに都合よく物を運べるものじゃあるまい」「だって、そうとしか考えられませんわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その魂魄(こんぱく)を失い五色主無(ごしきしゅな)し...
中島敦 「弟子」
...壁の上に残る横縦(よこたて)の疵(きず)は生(せい)を欲する執着(しゅうじゃく)の魂魄(こんぱく)である...
夏目漱石 「倫敦塔」
...魂魄(こんぱく)をこの世にとどめて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...恋しく思う魂魄はそちらへ行くかもしれぬというような気も衛門督はしていっそう思い乱れた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...現世の者よりも更にありありと活きている魂魄(こんぱく)が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あえなくも浮かびきれない魂魄(こんぱく)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...それが熄(や)むと魂魄肉体(こんぱくにくたい)を抜けうせた如く昏々果てしもない麻酔の沼へ陥ち込んでいった様子...
吉川英治 「剣難女難」
...亡き統の魂魄(こんぱく)を招き...
吉川英治 「三国志」
...人々の魂魄を自分の唇元に吸いよせたと思うと...
吉川英治 「平の将門」
...多感な老公はおそらく魂魄となるまでそうした人の悩みを身の患いに悩むであろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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