...霊魂と魂魄は同じ意味です...
...彼は魂魄が抜けたように倒れ込んだ...
...死後、魂魄が天国に上ります...
...魂魄喪失の状態に陥った...
...魂魄を静めるために、瞑想をする...
...彼の魂魄は、もうこれに気づいてゐることであらう...
會津八一 「一片の石」
...その魂魄(こんぱく)のようなものを...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「さてはわが亡親(なきおや)の魂魄(たま)...
巌谷小波 「こがね丸」
...彼の魂魄(こんぱく)がその事実を僕に告げんとして帰ったのであろうか...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...文人としての魂魄(こんぱく)を練るために...
太宰治 「令嬢アユ」
...私の魂魄は今、晩秋初冬の夜々東京の棲家をさまよひ出でて、遠く雲井の空をさして飛んでゐる...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...魂魄(こころ)は宙に迷うていた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...たしかに魂魄の致すところに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...イヤなおばさんの魂魄が...
中里介山 「大菩薩峠」
...業(ごう)の尽きなかったおばさんの魂魄(こんぱく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...現世の者よりも更にありありと活きている魂魄(こんぱく)が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その魂魄(こんぱく)が化して鳥となり...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...作左衛門の魂魄やはかなき変を聞いた新九郎の為に...
吉川英治 「剣難女難」
...魂魄(こんぱく)と化して...
吉川英治 「三国志」
...これを戦の魂魄(こんぱく)に捧げてその冥福を祈ると唱えて...
吉川英治 「三国志」
...魂魄燈(こんぱくとう)に従(つ)いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...日ごろ訓練の魂魄燈の合図に従って動くのだぞ」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おぬしの魂魄(こんぱく)はこの婆の肩から離れはなさるまい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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