...吾々は到底物事をありのままに...
戸坂潤 「性格としての空間」
...これが若し「喜びにけり」といふやうな句で結んであつたら到底物に成らないのである...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...到底物にならないものとして放棄されてしまった...
夏目漱石 「道草」
...昨夜(ゆうべ)は僕が水彩画をかいて到底物にならんと思って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...半信半疑で鼻唄半分取り懸るから到底物にならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...底物慰秋情(なにごとぞしうじやうをなぐさめん)...
森鴎外 「魚玄機」
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