「鬱陶しい」の意味
気分が晴れない
「鬱陶しい」の例文(場面別)
- 日常会話最近、天気が続いて鬱陶しい気分だ。
- ビジネスプロジェクトの進捗が遅れて、鬱陶しい状況が続いている。
- ニュース長引く不況で、国民の間に鬱陶しい空気が広がっている。
小説での「鬱陶しい」の使い方
...春三郎は病院の冷たい鬱陶しい心持と比べてこの家庭の平和な暖かな味に醉ふやうに覺えた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...「どうも鬱陶しい」彼女の良人(おっと)は再びそういって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...僅の低地には鬱陶しい水田ばかりしかない土地に育つたものには...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...……東京も毎日鬱陶しいことです...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...その寝室の不潔な鬱陶しい蒸部屋の感じが...
豊島与志雄 「春」
...四つ脚から腹一杯泥だらけになつた馬は厩の柱に繋がれた儘さすがに鬱陶しいと見えて時々ぶる/\と泥を振ひながら與へられた一抱の青草を鼻の先で押しやり/\噛んで居る...
長塚節 「芋掘り」
...この頃のやうに鬱陶しい時は頭が惡くなつて困る...
長塚節 「栗毛虫」
...梅雨のシトシト落ちる鬱陶しい一夜...
西尾正 「陳情書」
...梅雨模樣の鬱陶しい日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ 過去の私の鬱陶しい瞑想から 環境からどうしてけふの情感をひるがへさうかつてなにものすら失つてゐない...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...あんたがその女と過ごす楽しいはずの家庭は何とスズメバチの巣のような鬱陶しい所なんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...鬱陶しい雨模様であった...
火野葦平 「花と龍」
...私はそんな鬱陶しいお天気をかえって好いことにしていた...
堀辰雄 「菜穂子」
...私はそんな鬱陶しいお天気をかえって好いことにしていた...
堀辰雄 「楡の家」
...私は云つて鬱陶しい顔をした...
牧野信一 「環魚洞風景」
...家に居るのは一層鬱陶しいから明日も矢張りまた出かけて来ようかな――彼はさう思つた...
牧野信一 「渚」
...何か荐(しき)りに考え詰めているような鬱陶しい歩みをつづけていたのである...
室生犀星 「香爐を盗む」
...白粉の鬱陶しい香(にお)いと捌口のない炭酸瓦斯(ガス)の匍匐(ほふく)...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
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