...怪物の開いた口からほとばしり出てくる意味のわからぬ勝利の鬨(とき)の声が聞えるような気さえする...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...一度にどつと鬨(とき)をつくつて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...ついに彼らは鬨(とき)の声をあげて...
海野十三 「海底都市」
...十万余騎を三手に分けて三方より同じく鬨(とき)を作る...
中里介山 「大菩薩峠」
...外部と呼応して囚人が鬨の声を揚げる...
牧逸馬 「双面獣」
...四年の年月を鬨の声を浴びて...
牧野信一 「熱海線私語」
...鬨(とき)の声は...
吉川英治 「三国志」
...勝鬨(かちどき)の声をあわせて...
吉川英治 「三国志」
...勝鬨(かちどき)をあげながら迎えた...
吉川英治 「三国志」
...山もゆるがす勝鬨(かちどき)をあげながら蜀兵はうろたえ惑う統軍へ喚(おめ)きかかった...
吉川英治 「三国志」
...鬨(とき)の声とともに...
吉川英治 「三国志」
...湧いて出たような蜀軍の鬨(とき)の声が起った...
吉川英治 「三国志」
...夜も更(ふ)けているのに突然陣外におびただしい鬨(とき)の声がする...
吉川英治 「三国志」
...化け物どもの鬨(とき)の声と聞え...
吉川英治 「私本太平記」
...内山の――まだ余燼濛々(よじんもうもう)たるあとに立って、「勝鬨(かちどき)、勝鬨」と、三たびの凱歌を全軍にあげさせ、その二万余騎にのぼる味方にほこり、もう明日の大捷(たいしょう)をも、確信していた...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の勝鬨(かちどき)が聞えました...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝鬨(かちどき)の聞える丘のほうへのめッて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれは鬨(とき)の声らしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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