例文・使い方一覧でみる「髷」の意味
スポンサーリンク...娘の帯の、銀の露の秋草に、円髷の帯の、浅葱（あさぎ）に染めた色絵の蛍が、飛交（とびか）って、茄子畑（なすばたけ）へ綺麗にうつり、すいと消え、ぱっと咲いた... 
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...髷のふくらみ、びんの張り方、つとの出し方が少し変っただけでも、上品とか端麗とかいった感じが失われてしまいます...
上村松園 「作画について」
...嫁女はうい／＼しい大丸髷に長い笄をさした紙の雛で...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...芳虎が「東都八景」は英語にて表題を書きチョン髷のままなる市民の群れ集りて汽車汽船人力車の如き新時代の交通機関を驚き眺むる様を示しぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...丸髷（まるまげ）の町家風（ちょうかふう）の年増でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...奇麗（きれい）に髷（まげ）に結（い）つて...
夏目漱石 「門」
...後ろからは女房がガラッ八の髷節（まげぶし）へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう自分の髷節は切られて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう自分の髷節は切られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「尤もお前の髷節は俺が見ても氣になつてならねえよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...トンボほどな小さな丁字髷（ちょんまげ）が...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...光った頭のちょん髷（まげ）と...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...あたまを髷（シイニョン）に結い上げて...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...やがて猛然とお蔦の髷を左手で鷲掴みにする...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...チョン髷（まげ）を戴きて頑固な理屈を言ひ...
山路愛山 「明治文学史」
...禿頭（はげあたま）で髷（まげ）を結うようなものだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...何でもかんでもあの女優髷の女を引っ捕えさえすればいいのだ...
夢野久作 「暗黒公使」
...髷（まげ）は根元を紫紐でキリッと結んで...
吉川英治 「剣難女難」
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