...酢は時には酸度を高めるために硫酸によって大きく混ぜ物処理をされることがある...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...創作的気魄を高める上に役立ちはしないかと思ひます...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...私の好奇心を高めるに与(あずか)って力があった...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...詩の人気を高めるのは...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...あるいは昔の所蔵者が有名な人であった場合にはその人に関する聯想が骨董的の価値を高める事もある...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...颱風の災害を軽減するにはこれに関する国民一般の知識の程度を高めることが必要であると思われるが...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...社会の地位を国家の地位に対して高めることから始まらねばならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之を特殊科学自身の方法にまで高めることによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...どれも相手を低めて相対的に自分を高める意識を伴うから...
戸坂潤 「社会時評」
...ブック・レヴューの権威を高める所以だ...
戸坂潤 「読書法」
...場合によって声を高めるようなことがなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...浮浪少年を高めるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...米友の信用を高めるのに充分でありましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを宗教の域にまで高めるということは...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...詩の音律価値を高めるために...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...洛陽の紙価を高めるどころか何の評判も聞かなかった...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...血圧を高める作用があるね...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...愛が生を高めることを...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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