...一キログラムの空気ならば一度だけ温度を高めることができる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その後をうけた絵画が更に自由な規模による領域を発見してその色彩美をついに交響楽的綜合美にまで高めるに至ったのも自然である...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...決して作の価値を高めるゆえんではないと私は思つた...
田山録弥 「三月の創作」
...どのくらい駒井の心を高めるか知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...能率を大いに高めることが出来たと...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...その上乾板の感度を高めるためにアンモニアを使うので...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...だんだんいびきを高める島抜け法印を見下ろして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その工場の内に働く者の幸福を高めるための技術を養う工場学校があり...
宮本百合子 「明るい工場」
...その質を高める方向へ作用することは至難であって...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...わたしはよろこんでそれらの名前を高めるためのお手伝いに用いよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...工藝を高めることと社会を高めることとを分けて考えてはならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...またかかる位置に高めることに彼の任務を感じた...
柳宗悦 「工藝の道」
...表面には隠忍しつつ実際に於ては有らゆる刻苦を尽(つく)して自己の教育を高める事に努力し...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼の祝詞が、一だんと、声を高める...
吉川英治 「平の将門」
...粗生生産物の交換価値を不可避的に高めるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...――すなわちそれは労賃を高めるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...地代を高めるべき原因を研究しているのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...呪詛は生を傷(そこな)い、愛は生を高める...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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