...反対に新しい純小説として自己を高めることができるのだ...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...一キログラムの空気ならば一度だけ温度を高めることができる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そう云う風に一般の階級の人間の智識程度を高めるには...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...人間が意識的の努力によって自分の生活を高めることができるという疑う余地のない能力ほど心づよい事実をわたしは知らない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...美を高める民族は人間の魂と生命とを高める民族である...
高村光太郎 「美」
...娘の涙は彼女の価値を高めるばかりでした...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...それで日本国民のこれら災害に関する科学知識の水準をずっと高めることが出来れば...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...少しもその科学の科学性を高めるものでもなければ科学性を証拠だてるものでもない...
戸坂潤 「科学論」
...初めて科学は一般の文化水準を高める功績を有つのであるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ブック・レヴューの権威を高める所以だ...
戸坂潤 「読書法」
...そして別に声を高めるでもなく言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...単に地面を高めることによってなされるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道徳的に高めることにならなかったどころか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...工藝を高めることと社会を高めることとを分けて考えてはならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...すなわち弘(ひろ)く人間の智慧の水準を高めることを目的とすべきものである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...呪詛は生を傷(そこな)い、愛は生を高める...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...この程度を高めることは...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
...これをあらゆる悪と悩みとの克服者の姿に高める...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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