...まわりには南蛮さいかちやエルムが高々としげっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...荒い紺飛白の袷の尻を高々と端折つて...
石川啄木 「葉書」
...枯草に尚(なお)さま/″\の姿あり高々と枯れ了(おお)せたる芒(すすき)かなもの皆の枯るゝ見に来よ百花園十二月十六日 家庭俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...上出來のものは家に持歸つて鼻高々と家人に試食させた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...両手を高々と合わせた姿は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こうなりゃ始めからやり直しだぞ」高々と腕を拱(こまぬ)いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高々と鞭が光りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頭の上へ高々とかかげました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鶴の一千二百三十四番」読上役がそれを高々と読み上げると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎も高々と腕を拱(こまぬ)きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高々と籐(とう)を卷いたぬば玉の能管(のうくわん)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死骸はその間の長押(なげし)に高々と吊られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...笹野新三郎の前に高々とささげます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」わざとらしい男笑(をとこわらひ)を高々と響かせて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...左褄高々と紮(から)げ...
夢野久作 「白くれない」
...「あの者は、わが家の秘蔵家来でおざるよ」成輔は、人々から問われるごとに、鼻高々と、自慢した...
吉川英治 「私本太平記」
...源右衛門」騎馬の一将が高々と手を挙げて呼びぬいている...
吉川英治 「新書太閤記」
...一体の観世音が天井へつかえるばかり高々と端坐していた...
吉川英治 「源頼朝」
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