...一議も無く承引なし...
泉鏡花 「活人形」
...一議会もみずに醜い末路をさらしたのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また下院の一議員として...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...下院で一議員が半畳を入れて「パンも専売にはいっていないのか?」と叫んだ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私は一議に及ばず引き受けたのであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この七十一議会には遂に提出見合わせとなった...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...一議に及ばず馳(は)せ参じました...
中里介山 「大菩薩峠」
...友さんや」「おーい」一議に及ばず...
中里介山 「大菩薩峠」
...先輩の弥次郎兵衛、喜多八が、東海道中膝栗毛なんぞと大きい口を利(き)きながら、源頼朝が生れ、太閤秀吉が出で、金のしゃちほこがあり、名古屋味噌が辛(から)く、宮重大根(みやしげだいこん)が太いところの尾張の名古屋を閑却しているのを、ヒドク憤慨していたところですから、一議におよばず、この勧誘に応じて、一行と共に尾張名古屋に乗込むことに相定めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一議論あるべきところだ」「本来...
中里介山 「大菩薩峠」
...一議に及ばず買い取って今も私の本箱にある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お孃さんが殺されたに違ひないから直ぐ來るやうにと言ふ傳言(ことづて)だ」「それから何うした」「一議に及ばず飛んで行きましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...福澤君より此論題に關する一議論を寄るに會へり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...一議したがって出ずれば一説したがってこれを駁し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...もしもその時文部省の検定者がグズグズ言うなら文部大臣を相手取ってもよいから一議論して見るつもりだ(エライ剣幕だナー)...
牧野富太郎 「植物記」
...以て蜀を破ろうとしないのか」ときに一議席からこう提唱した者がある...
吉川英治 「三国志」
...朶思王は一議に及ばず...
吉川英治 「三国志」
...一議論、試みようではないか」「よせよせ、今は、議論の時代じゃない...
吉川英治 「松のや露八」
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