...この早瀬さんと一議論して...
泉鏡花 「婦系図」
...私は一議に及ばず引き受けたのであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この七十一議会には遂に提出見合わせとなった...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...籠抜けの伊八が一議に及ばずこれを忌避したのは無理もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...友さんや」「おーい」一議に及ばず...
中里介山 「大菩薩峠」
...一議に及ばずその好意を受けてしまったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾主膳も一議に及ばず...
中里介山 「大菩薩峠」
...一議論あるべきところだ」「本来...
中里介山 「大菩薩峠」
...然レドモ吾レ毎ニ一議論ヲ発シ一文章ヲ綴レバ...
成島柳北 「祭活字子文」
...一議に及ばず買い取って今も私の本箱にある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...奉公人たちにそっと訊くと、庄司家の若様林太郎が行方(ゆくえ)知れずになった時は、主人平馬もお嬢さんのお礼も、さすがに驚いた様子でしたが、親類たちの口入れと、庄司右京の望みで、養子助十郎へそのままお礼を嫁にと懇望(こんもう)されると、一議に及ばず、渡りに舟で応じ、それっきり林太郎のことは忘れてしまって、行方を捜す様子もないことが判りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...迎えにやれば一議に及ばず駆けつけてきた...
久生十蘭 「金狼」
...福澤君より此論題に關する一議論を寄るに會へり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...以て蜀を破ろうとしないのか」ときに一議席からこう提唱した者がある...
吉川英治 「三国志」
...一議なく官軍側に拠(よ)った在京中の諸国の武門で...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は、一議なく、朝廷のおん大事として、初志のままな忠節を、あらためて一族たちと誓い合った...
吉川英治 「私本太平記」
...ますます左内を起して一議を発せんことを思ふ...
吉田松陰 「留魂録」
...無論それも一議なく可決せられた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??