...吾輩も一議なく石川君に同情して其歌を一種の創作と認むるに躊躇しないのである...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...彼にすれば第一議会に山県が小心で行えなかったところを今度みずから遂行したにすぎない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...第十一議会の開院式は十二月二十四日行われた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一議会もみずに醜い末路をさらしたのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また下院の一議員として...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...将軍家に於いては一議に及ばず所領返付を仰出され...
太宰治 「右大臣実朝」
...二人は一議にも及ばず...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾主膳も一議に及ばず...
中里介山 「大菩薩峠」
...然レドモ吾レ毎ニ一議論ヲ発シ一文章ヲ綴レバ...
成島柳北 「祭活字子文」
...お孃さんが殺されたに違ひないから直ぐ來るやうにと言ふ傳言(ことづて)だ」「それから何うした」「一議に及ばず飛んで行きましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...迎えにやれば一議に及ばず駆けつけてきた...
久生十蘭 「金狼」
...福澤君より此論題に關する一議論を寄るに會へり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...そしてこの点に関する研究をもって自ら神聖なりとする原則の侵害なりとして一議に及ばず拒否する人でなければ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...両親の乙束区長夫婦は一議にも及ばず承知した...
夢野久作 「巡査辞職」
...一議に及ばぬことであろうが...
吉川英治 「三国志」
...彼は、一議なく、朝廷のおん大事として、初志のままな忠節を、あらためて一族たちと誓い合った...
吉川英治 「私本太平記」
...「一議にも及ばず」という賛意を率直にあらわしたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでに、宋江の忘れない旧情が、このようであったから、孔亮(こうりょう)の頼みは、一議におよばず、全山の仲間からも支持されて、たちどころに、青州襲撃の義挙も異議なくまとまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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