...Xの話をきいたとき自分も高々と笑つたさうだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...高々と大粒な実を盛り上げて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...表通りをその頃の『読売』が声高々と読んで通るのを聞くともなく聞くと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...面白いにしたところで高々ちょいとした不思議な偶然の出来事だけの話で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...高々街の紳士などに見受けられるような低級ギャング性しか見当らない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...はた床上に高々と積みなせるありし世の虚しき錬金の道士...
富永太郎 「深夜の道士」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...龕灯(がんどう)を高々と振り上げて平次を睨み据えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尻を高々と端折(はしょ)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高々と右手が挙がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...塀の上へ高々と組みあげてありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高々とした畠に小笹と雜木が繁つて居り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高々と尻を端折り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その名前を呼ぶ声が夜を通して高々と響いた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...天(あま)の原(はら)ふみとゞろかし鳴神(なるがみ)かと高々(たか/″\)と止(とゞ)まれば...
樋口一葉 「われから」
...得意の鼻を高々とお関は二人に養子を紹介した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...高々と括(くく)り付けられている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...葉巻の煙を高々と吹き上げつつ嘯(うそぶ)いた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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