...この点でも詩人は何ものよりも先に高々と真理をうたひ上げた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...高々と一本打ちました...
芥川龍之介 「竜」
...高々三十や四十の安月給をもらって貧弱な私立学校の教師をやっておふくろと妹とを養っていた僕は...
辻潤 「ふもれすく」
...実際には世論の機関としてのその機能が今では殆んど全く退化して了って(高々...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そして高々思い出したように経済学や政治学の助手となったり助言者となったりしようと願うような...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...精神は高々言葉を楽しんでいるだけだ...
戸坂潤 「読書法」
...実は高々一個の「見解」といったものにしか過ぎないのであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...高々と籐(とう)を卷いたぬば玉の能管(のうくわん)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諦めきれないんだろう」「――」「だが五郎八を殺したのはどういうわけだ」銭形平次は死骸の前に高々と腕を組むのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高々と水に張出した櫓を架(か)け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...声高々(こえたかだか)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...」わざとらしい男笑(をとこわらひ)を高々と響かせて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...高々と片手にふりあげ...
吉川英治 「三国志」
...一体の観世音が天井へつかえるばかり高々と端坐していた...
吉川英治 「源頼朝」
...高々と差し上げてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
...高々と空に翔(ま)ひすましてゐる鷹の聲である...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...高々と空に翔びすましている鷹の声である...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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