...「これですか? これは驢馬の脳髄ですよ...
芥川龍之介 「河童」
...あの鳥見(とみ)の長髄彦(ながすねひこ)でした...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...さらに在来の商人が伝来の風習によってかえって商人道の真髄に遠ざかる憾みあることを感じ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...急に左半身不髄の症状に襲はれた...
種田山頭火 「其中日記」
...おかしなことにあらゆる月光(ムーンシャイン)(密造酒の意味を含めたシヤレ)の精髄に見えたのである...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...次に私は、精神が身体のすべての部分からではなく、ただ脳髄から、あるいはおそらくそれのみでなく単にその一つの極めて小さい部分、すなわちそこに共通感覚が存すると言われる部分から、直接に影響せられるということを、認めるのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...意識をして意識たらしめる処の精髄だと考える...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...このブルジョア・イデオロギーの精髄としてのブルジョア哲学...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...私がいつも覚えるあの骨の髄の恐ろしい寒さはしだいに消えてゆくのが感じられた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...その絵画は脳髄から去ろうとしなかった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...脳髄の中心に感じた...
夢野久作 「難船小僧」
...脳髄とかいうものについて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
......
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「……わかったッ……脳髄は物を考える処だッ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いわば脳髄の非常時に対する応急手段とでもいおうか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自分の嘗(な)めた苦心によってその養子の骨の髄にまで徹していると同時に...
夢野久作 「能とは何か」
...しかし伊織は骨の髄(ずい)まで恥辱を覚えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...怨み骨髄に徹したエルナンドは翌一五三八年春クスコに攻め上り...
和辻哲郎 「鎖国」
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