...金属Qがはいっているという脳髄は...
海野十三 「金属人間」
...脳髄だけが、頭蓋骨のなかからポイととびだしてきそうな気がした...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...脳髄の一部分の入替えにさえ成功したという様な...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ほぼ蛙の脳髄におけると同じ程度に達する...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...超絶的の脳髄がさせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒲団(ふとん)の上で脊髄(せきずい)が急にぐにゃりとする...
夏目漱石 「琴のそら音」
...ロイヤルティー諸島(南太平洋)の原住民が行っている骨の空洞を擦る(リューマチ性疾患の治療で骨髄が外に出るまで)手術や頸部消化腺の摘出...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...……友田さんは、骨の髄から、玉井さんと井上さんとがきらいらしいのね...
火野葦平 「花と龍」
...人の脊髄が蛇となると述べた...
南方熊楠 「十二支考」
...そのことは骨の髄から知っている...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...往々にして無名の八掬脛(やつかはぎ)や長髄彦(ながすねひこ)の骨が現れ...
柳田国男 「山の人生」
...不動様の脳髄がずっと前から梅毒に犯されていることがわかった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...なおも自分の脳髄が作る眼の前の暗黒の核心を凝視しつつ...
夢野久作 「斜坑」
...犯人の脳髄と、探偵の脳髄とが、秘術をつくして鬼ゴッコや鼬(いたち)ゴッコをやる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「脳髄が無くとも物は考えられますよ」「私たちは全身が脳髄なのですよ」「私たちは脳髄の全体をソックリそのまま変形して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...地上二十億の生霊を弄殺(ろうさつ)しつつある『脳髄の大悪呪文』を焼き棄てる一本の燐寸棒(マッチぼう)に外ならなかったのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何であったか……曰(いわ)く……『脳髄は物を考える処に非ず……』」「……………」「……かくしてMの個人としての煩悶は遂(つい)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こう兵学の真髄(しんずい)を究めていたのだろう...
吉川英治 「源頼朝」
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