...「これですか? これは驢馬の脳髄ですよ...
芥川龍之介 「河童」
...そのニワトリの脳髄の働きによって...
海野十三 「金属人間」
...あのもとのからだへ私の脳髄を移しかえてください...
海野十三 「超人間X号」
...人生のすべての精髄を吸い出し...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...道太は子供が脊髄病(せきずいびょう)のために...
徳田秋声 「挿話」
...脊髄(せきずゐ)から後頭部にかけ強直症(きやうちよくしやう)にでもかゝつた様に一種異様の熱気がさす...
徳冨盧花 「水汲み」
...馬の脊髄を取って注射するんですって...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...宗教の真髄に悟入する道を説いたものである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...両性のあいだにおいて脳髄(のうずい)の作用が種類を異(こと)にするとは思わぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...ロイヤルティー諸島(南太平洋)の原住民が行っている骨の空洞を擦る(リューマチ性疾患の治療で骨髄が外に出るまで)手術や頸部消化腺の摘出...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...純粋に音の領域から入ってその精髄にふれてゆくことも...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...それぞれの作家の作家精神の精髄をつかみ出すことを眼目として居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の脳髄の鈍い事を言立て他人の事は何でも褒(ほめ)る...
村井弦斎 「食道楽」
...骨の髄まで滲み透るほど感銘させられた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...脳髄論と名づくる三万字ばかりの論文でしたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...脳髄の中に立て籠(こ)もっているのじゃないかしらんと考えられる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お互いの脳髄を怪しみ合いつつ物別れになる事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...小止観の真髄(しんずい)まで...
吉川英治 「親鸞」
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