...こんな日にゃ骨休めだ...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...雪子ちゃんに一遍骨休めに帰って来るように云いなさい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それが意外に喜ばれたのに勇氣つけられて仕事の骨休めには...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...またゆっくらと骨休めをなすって……...
徳田秋声 「足迹」
...骨休めを兼ねてお伊勢参りをして来たものでございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...寺田寅彦先生と線香花火この電気火花の研究の途中夏休みの骨休めに...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...これが苦痛の骨休めである...
夏目漱石 「坑夫」
...たまの日曜などは骨休めとか号して一日ぐうぐう寐ている...
夏目漱石 「それから」
...何よりの骨休めだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨休めがしたいとおっしゃって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かたわらの煙管をとりあげて、おいしそうに、一服吸ってから、肩で吐息をつくように、「骨休めに、どこかに、行っていらっしゃいよ」と、いった...
火野葦平 「花と龍」
...夫婦で骨休めに温泉などへ出かけるようには成ったが...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...皆が骨休めのため虹ヶ浜で一日のんびりしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...骨休めに郷里へ帰って来いといってくれた...
柳田国男 「故郷七十年」
...骨休めするケニ』私はその五円札を一枚持って飛出いて...
夢野久作 「近世快人伝」
...骨休めというので...
夢野久作 「近世快人伝」
...――侍のたましいを打つ身は、侍以上のたましいでなくてはなるまいが)と、骨休めにと、茶を入れて、宥わり慰めてくれる間も、母はそうした訓誡(くんかい)を、兄弟(ふたり)に対して、忘れなかった...
吉川英治 「山浦清麿」
...春蚕夏蚕秋蚕と飼いあげるとその骨休めにこの山の上の温泉に登って来る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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