...雪子ちゃんに一遍骨休めに帰って来るように云いなさい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...骨休めや何やら――とまあいった次第でな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...休業届を出すかして骨休めをした...
徳田秋声 「縮図」
...その大した努力の骨休めをしなければならなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おばさんは骨休めに...
豊島与志雄 「庶民生活」
...「なに一寸骨休めですよ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...めまぐるしいこのごろの湖畔(うみべり)のやりくりの骨休めをすることだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...焙爐を兼次に任せて骨休めながら一寸行つて來ようと思つたのであつたが兼次がいきなり「ツアヽおれ藥貰ひに行つて來べえ」とやつたのでそれでも自分が行くとはいはれぬので澁々と兼次を出してやつた...
長塚節 「芋掘り」
...たまには骨休めをなさいよ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...骨休めがしたいと仰しやつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かたわらの煙管をとりあげて、おいしそうに、一服吸ってから、肩で吐息をつくように、「骨休めに、どこかに、行っていらっしゃいよ」と、いった...
火野葦平 「花と龍」
...たまには骨休めもさしてやらなきや...
三好十郎 「地熱」
...一週一度の骨休めさ...
三好十郎 「地熱」
...ハハハハ、骨休めて、田地のシユーセン歩きかね...
三好十郎 「地熱」
...骨休めするケニ』私はその五円札を一枚持って飛出いて...
夢野久作 「近世快人伝」
...骨休めというので...
夢野久作 「近世快人伝」
...飛騨路一帶から登つて來た骨休めの農夫たちで意外な賑ひを見せてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...春蚕夏蚕秋蚕と飼いあげるとその骨休めにこの山の上の温泉に登って来る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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