...彼女の歌声には驚駭した...
...突然の大地震には驚駭した...
...驚駭の表情で彼を見つめた...
...驚駭の声を上げた後、静かになった...
...驚駭の出来事に対して、深刻な検討が必要だ...
...」と思(おも)はず……男(をとこ)は驚駭(おどろき)の目(め)を(みは)つた...
泉鏡太郎 「艶書」
...驚駭(おどろき)に胸(むね)はふたぎぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...そして何故に世界を驚駭(きょうがい)せしめるような...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...今少し前に息を引き取りましたのです」我々がどんなに驚駭(きょうがい)して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...驚駭(きょうがい)の度が彼にはあまり大きかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...驚駭(きょうがい)と憤慨と憎悪(ぞうお)と憤怒とがこんがらがって一つの恐ろしい高調子になって現われたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一種の恐るべき快活さが交じった驚駭(きょうがい)のみである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...驚駭(きょうがい)の念に酔ったかのようにマリユスの手紙をながめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...然しながら爺さんの驚駭(おどろき)はどんなでしたらう...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...驚駭すべき事態に逢着することになった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...最も優秀な精神を有つ人は当惑と驚駭のうちに行動を躊躇することとなり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『管子』に桀王の時女楽三万人虎を市に放ってその驚駭を見て娯(たのし)んだとあるから...
南方熊楠 「十二支考」
...同じ夜の驚駭のなかに自分という女のそんな思いも目ざめて加わっていることを...
「朝の風」
...こんなに驚駭の世界がまるで眼の前にあつたこの氣附を始めて知つたといふ...
室生犀星 「帆の世界」
...彼らの顔にもやはり驚駭(きょうがい)の色を認めたといっている...
柳田国男 「山の人生」
...この故にこの千古不滅の探偵本能を、科学が生むところの社会機構に働きかけさせ、この無良心無恥な、唯物功利道徳が生むところの社会悪に向って潜入させ、その怪奇美、醜悪美を掲出し、そのグロ味、エロ味の変態美を凄動させ、その結論として、その最深部に潜在する良心、純情をドン底まで戦慄させ、驚駭させ、失神させなければ満足しない芸術を探偵小説と名付けられる事になったのである...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...驚駭(きょうがい)と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「オイ大変だ大変だ……先生……古木先生を呼んで来てくれ」私の吃驚(びっくり)し方(かた)があんまりひどかったものでアダリーも驚駭(びっくり)したらしい...
夢野久作 「冥土行進曲」
便利!手書き漢字入力検索