...ぴかぴか光るので彼はびっくりした...
海野十三 「少年探偵長」
...何かキラキラ光る銀貨のようなものを...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...濃淡とりどりの若葉の繁みを越えて遠く岩山のあたりに一筋白く光るのは滝であろうか...
大坪砂男 「浴槽」
...普通のぴかぴか光る切出を持たされると...
高村光太郎 「小刀の味」
...一つ光る湖、NO!硝子(ガラス)窓だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...オイノピデース・ヘレノスと耀き光る佩帶のオレスビオスは又次に――オレスビオスの住む處...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その中に網目のように光るところがある...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...往来の向うはだらだらと南下(みなみさ)がりに蜜柑(みかん)を植えて、谷の窮(きわ)まる所にまた大きな竹藪が、白く光る...
夏目漱石 「草枕」
...御米は鈍く光る箪笥(たんす)の環(かん)を認めた...
夏目漱石 「門」
...よく光る頭から、ポツポツと湯氣が立つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きら/\と光る紅玉色(こうぎよくしよく)のボヘミア硝子(ガラス)で出來てゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その振子の下端がきらきら光る鋼鉄の三日月形になっていて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...少うし舌を丸めて甘へるがごとく喋る調子と微笑するたびに妖しく金歯の光るところとに小亀特有の魅力があつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...青い蘭ギラギラ光る太陽の中に針の様にいたい葉をはぢかせたユツカ蘭は春になつて十三の芽を成長さした...
三岸好太郎 「ロマンチツクな絵本」
...澳より近く寄するを見れば十丈ばかりの蜈蚣で上は□□に光り左右の眼(?)は赤く光る...
南方熊楠 「十二支考」
...錬金術師のフラスコと青く光る焔とは...
宮本百合子 「現代の主題」
...藍色の空には、白く光る雲が、糸のように流れているばかり…………崖の下には、真青(まっさお)く、真白く渦捲(うずま)きどよめく波の間を、遊び戯れているフカの尻尾(しっぽ)やヒレが、時々ヒラヒラと見えているだけです...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...高田の鋭く光る眼差(まなざし)が...
横光利一 「微笑」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??