...今日でも我々を驚歎せしめることが出来る...
田山録弥 「小説新論」
...カーライル氏の驚歎すべき書物 トマス・カーライル(一七九五―一八八一)の「フランス革命史(一八三七)をさす...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...俺が驚歎したのは...
豊島与志雄 「渡舟場」
...初て見た時の驚歎を...
永井荷風 「来訪者」
...君の面を見て僕は驚歎してしまったのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここまで信用を掴(つか)み得たという手腕のほどは甚(はなは)だ驚歎すべきことでありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一時(じ)麻雀競技會(マアジヤンきやうぎくわい)の常勝者(じやうしようしや)としてその技法(ぎはふ)をたゞ驚歎(きやうたん)されてゐた某(それがし)が...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...折々驚歎の私語(ささやき)がおこった...
平林初之輔 「人造人間」
...美しさを驚歎してその洋服姿を見送った...
宮本百合子 「菊人形」
...驚歎すべき生命の消費に耐え狂乱的に見えるまでに...
宮本百合子 「現代の主題」
...体というものが全く驚歎すべきものではあるけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんな美貌(びぼう)を持つ人もこの世にはいるのであったかと驚歎(きょうたん)はしたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ冷かに境に対して驚歎の目を(みは)ることを許してくれたばかりでなく...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...生活と云ふものの驚歎に値する資料を己に供給しようとして...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...それは如何なる人たるを問わずまさに抱かねばならぬ驚歎である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...その背後に打ち続く伝統がなかったらあの驚歎すべき技術があり得るであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...洋画に驚歎した始め弾琴美人や騎竜観音いろいろの意味で第三回の内国博覧会(明治二十三年)は話題を提供した...
山本笑月 「明治世相百話」
...驚歎されるものはない...
吉川英治 「新書太閤記」
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