...向上との對象である...
會津八一 「趣味の向上」
...獨逸勢撃退の軍に加はるためにアブリヤに向つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...各人の能力を充分に発揮し得るごとく奉仕の方向を決定する...
石原莞爾 「戦争史大観」
...かしこまりました」老人が向うへかけだしてゆくと...
海野十三 「空中漂流一週間」
...こちらへ優しく笑額を向けているのは...
海野十三 「崩れる鬼影」
...君の母親の血統には両頭児の生れる傾向があるのだ...
海野十三 「三人の双生児」
...土手のほうに向かった...
田山花袋 「田舎教師」
...気の向くままに起きたり寝たり...
豊島与志雄 「聖女人像」
...行カムト欲シテ其方向ヲ定ムル爲ニ...
西周 「人智論」
...俯向(うつむ)いた首筋のあたりの美しさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吾々は今この點に考察を向けようと思ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...あの人と面と向って会うことです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...と下を向いて顔をば見せざりき...
樋口一葉 「わかれ道」
...と机に向うわたし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恢復期に向えば柔く煮たる肉類および野菜を加えて可なり...
村井弦斎 「食道楽」
...学校の運動場のズット向うの...
夢野久作 「少女地獄」
...「ア、――待て」嘉兵衛は、急に駒を締(し)めて、うしろ向きに、郎党たちへ、「今の針売り、これへ召し連れて来い...
吉川英治 「新書太閤記」
...東山の向滝で昼食...
吉川英治 「随筆 新平家」
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