...驚くほど烈しく煙管(きせる)で吐月峰(とげっぽう)をたたきつけながら...
有島武郎 「星座」
...収入は驚くほど減じてくる...
伊藤左千夫 「去年」
...私にとっては驚くほどの多額でした...
上村松園 「最初の出品画」
...この月世界で物体の軽い事は驚くほどで...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...驚くほど贅沢(ぜいたく)であり...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...誰かに聞かれそうな心配のない時は驚くほど大声を発することがあり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二三年前とは驚くほどの相違にて...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...四角い字こそ読めないが驚くほど博聞強記であつた伯母さんは殆ど無尽蔵に話の種をもつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...若い小さい芹の芽の浅緑が驚くほどの鮮かさでつつましく見えていました」山本さんは...
中井正一 「美学入門」
...驚くほど堅気(かたぎ)になり...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし病気に対しては彼は驚くほど敏感で...
北条民雄 「人間再建」
...しかも驚くほど巧みな話しぶりであの方の相手をなさり出したのだ...
堀辰雄 「楡の家」
...驚くほど青白い顔色は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ましてその血脈が驚くほどよく保たれているからである...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...再び世に送る言葉日本は伝説の驚くほど多い国であります...
柳田國男 「日本の伝説」
...驚くほど、尿がよく出る...
吉川英治 「平の将門」
...我々の装備は今回の目的に即して驚くほど良好で...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...彼もまた人々が驚くほど...
和辻哲郎 「鎖国」
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