...手古奈は自分ながら驚くほど俄にばたりと音をさして縁へ腰を掛ける...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...驚くほど蒼かった...
梅崎春生 「日の果て」
...囚人等の飯を食うのの早いのは実に驚くほどだ...
大杉栄 「獄中記」
...私自身も驚くほどの長湯...
種田山頭火 「旅日記」
...眼顔を読むことの驚くほどはしこい...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...驚くほどの氣力も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...驚くほどに利口だった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...あの方は驚くほど憔悴(しょうすい)なすっていられるように見えた...
堀辰雄 「菜穂子」
...しかも驚くほど巧みな話しぶりであの方の相手をなさり出したのだ...
堀辰雄 「楡の家」
...驚くほどそっくりなこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「たしかに驚くほど美しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...大きな椅子に驚くほど優雅に座った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...驚くほどの細身だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...この兄弟のつながりを驚くほど解きゆるめる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今の人が驚くほど多く伝わっている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...驚くほどよくにおっていた...
柳田国男 「雪国の春」
...驚くほど美麗な毛を着て這っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その中でも蜃気楼――こんなのは初めて見た――には驚くほど生き生きとしたものがあり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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