...仕事中に同僚が驀地に現れて驚いた...
...突然に驀地に立つ猫にびっくりした...
...静かに歩くには驀地が必要だ...
...驀地な出来事に対応する方法を学ぶ...
...忍者は驀地に動いて敵を攻撃する技を持っている...
...私は私の道を驀地(まっしぐら)に走って行く外はない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...雪さえ黒く見えるような闇の中を驀地(まっしぐら)に走りだした...
有島武郎 「星座」
...驀地(ましぐら)に走つた二条の鉄軌(レール)は...
石川啄木 「鳥影」
...彼女の後を追うて往来を真驀地(まっしぐら)に走った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...中洲の森グランド・ホテルの屋上から鳩を放そうとしているその同じ時刻に赤星と数名の刑事を乗せた二台の自動車は甲州街道を真驀地(まっしぐら)に目的地へと急行した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...自動車はところどころについてゐる灯を或は右にし或は左にして驀地に走つた...
田山録弥 「海をわたる」
...驀地(まつしぐら)に真に向つて突進して行つた運動...
田山録弥 「明治文学の概観」
...ひとしきりの風が驀地(まっしぐら)に道の砂を捲いて老翁を包んだ時余(よ)は深き深き空想を呼起こした...
寺田寅彦 「凩」
...驀地に其の外形の儀式文爲を是れ整ふるの弊は免れざる所なりしと雖も...
内藤湖南 「學變臆説」
...あとは驀地(ましぐら)に闇(やみ)を衝(つ)く...
夏目漱石 「虞美人草」
...威(い)を振(ふる)って驀地(ばくち)に進めと吼(ほ)えたのみである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...このむさくろしき兵士らは仏光国師の熱喝(ねっかつ)を喫(きっ)した訳でもなかろうが驀地に進むと云う禅機(ぜんき)において時宗と古今(ここん)その揆(き)を一(いつ)にしている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...驀地(まっしぐら)に欧羅巴を襲い来たり...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...驀地(まっしぐら)にお茶の水へ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...驀地(まっしぐら)に神田へ取って返しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...驀地(まっしぐら)に泉屋の店口に飛び付きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしい破局(カタストローフ)へ驀地(まつしぐら)に陷込んで行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...押えようとすると大工道具を投棄てるが早いか驀地(まっしぐら)に構内へ逃込んだ...
夢野久作 「二重心臓」
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