...聖ジェロームが彼を慰めんために「他の良人(りょうじん)は彼等の妻の墓を飾るに菫菜草(すみれそう)と薔薇花(ばらのはな)とを以てするなれど我がパマカスはポーリナの聖なる遺骨を湿(うるお)すに慈善の香乳(こうにゅう)を以てすべし」と書送りしは蓋(けだ)し余が余の愛するものの墓において心に聞きし声と均(ひと)しきものならん...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...例の時計も柱鏡もコローム版の繪も文太郎が之を買つた當時の得意氣な色はもう止(とど)めぬやうになつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...近頃はそれに代る新しいクロームライカを持っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...アイギアロスとクロームナ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...聖ゼロームが心を向けていたのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...オングストロームなどという科学史上の人びとから...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...3.5標品はオレンジ・クロームまたは深色のクロム酸鉛で着色してあった...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...デ・ドゥローム街というのは短くて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...ベンサムにはその薫陶を受けたる政治家にピット、マッキントッシ、ブローム、ロミリー等の諸名士があって、彼の遺志を継ぎ、彼の所論を実現すべき人を欠かなかったために、その死後未だ数十年を出でずして、その案の実行せられ、その論の是認せられたものは、実に無数であった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ジェロームはわたしが引き取りましょうと言ったのだよ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...でもジェロームは相変(あいか)わらずそれを忘(わす)れないでいて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...第四十二 米のバハロームも前の者に似た羊羹(ようかん)のような寄物(よせもの)ですが先ず上等にすればお米から牛乳で煮ますし...
村井弦斎 「食道楽」
...それに無地にクロームで緑を流し等するが色が俗である...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...当時桐の大箱へ眼鏡(レンズ)をはめ込み西洋風景のクローム画を入れて「万国のぞき眼鏡」と称し...
山本笑月 「明治世相百話」
...クローム色の星空の下で...
夢野久作 「冗談に殺す」
...ゼロームでありました」宣教師が...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長は、覚えのあるようなないような気がして、「ゼロームとは、誰か...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ゼローム、起立して、君主さまに、お答えしなさい」その生徒は起った...
吉川英治 「新書太閤記」
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