...――ところで、とぼけきった興は尽きず、神巫(みこ)の鈴から思いついて、古びた玩弄品屋の店で、ありあわせたこの雀を買ったのがはじまりで、笛吹はかつて、麻布辺の大資産家で、郷土民俗の趣味と、研究と、地鎮祭をかねて、飛騨(ひだ)、三河、信濃(しなの)の国々の谷谷谷深く相交叉(こうさ)する、山また山の僻村(へきそん)から招いた、山民一行の祭に参じた...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...飛騨の煮え切らぬそぶりを憎く思つた...
太宰治 「道化の華」
...飛騨と小菅は、東南の隅のテエブルに坐り、食事をとつてゐた...
太宰治 「道化の華」
...」飛騨は外套を着たままで...
太宰治 「道化の華」
...葉藏は飛騨と小菅と三人で...
太宰治 「道化の華」
...」飛騨は、着物の裾を兩手でぱつとはしよつた...
太宰治 「道化の華」
...飛騨の平湯の大滝は...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛騨の平原を見おろしておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつまでもこの飛騨の山の中に暮す気はござんせん...
中里介山 「大菩薩峠」
...「変化島田」「飛騨の怪」などへ出演してゐたから...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...飛騨国猿神生贄を止むる語(こと)第八に...
南方熊楠 「十二支考」
...聞いて居た俺を慕つて飛騨から出奔して来たことが分明(わか)つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...タテハナ飛騨で蕨粉のハナを製する方法は...
柳田國男 「食料名彙」
...○ノムギ信州から飛騨に越える野麦峠の地名なども...
柳田國男 「食料名彙」
...北陸一帯から飛騨(ひだ)にかけては...
柳田国男 「年中行事覚書」
...立花侯(飛騨守(ひだのかみ)忠茂)の内意をきいてくれるようにと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...右近の父の飛騨守も...
吉川英治 「新書太閤記」
...諏訪飛騨守(すわひだのかみ)とか山本山入(やまもとさんにゅう)とか...
吉川英治 「新書太閤記」
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