...意志がいかなる制限によっても局限せられていないことを経験するのであるから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...その劇中人物が実際の場合に経験するであろうところの緊張とそれに次いで来るように設計された弛緩とを如実に体験すると同等の効果を満喫して涙を流しはなをすする...
寺田寅彦 「自由画稿」
...これはわれわれ連句するものの日常経験するところである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...――あなたを試験するようなことをしても気にしないで...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...超自然界を事実体験するに及んで...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...少なくとも米友の経験する限りに於ては...
中里介山 「大菩薩峠」
...われわれ凡人には経験することの出来ない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...二日でも三日でも真剣に仕事を経験すると...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...こんな猛烈な北風を経験するのははじめてである...
久生十蘭 「海豹島」
...芸は長く命は短しの句を現実に自己の上に体験する作である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...経験するとは自己が環境から働きかけられることであって...
三木清 「哲学入門」
...経験を構成することによって経験するというのが実験である...
三木清 「哲学入門」
...けれどもそういうことを経験する機会が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...工藝においても深く体験する...
柳宗悦 「工藝の道」
...また現に我々の体験するところの多数無名の氏神社(うじがみしゃ)の通有性とも一致しない...
柳田国男 「海上の道」
...その人たちの経験する悲喜劇に...
山本周五郎 「季節のない街」
...すぐそばで経験するのと遠く離れて経験するのとの相違も同様である...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
...再び社会的大地震において経験するならば...
和辻哲郎 「地異印象記」
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