...火事場の馬鹿力: Desperate strength or last resort effort...
...「ブルドツク」の剛情で馬鹿力のあるのや...
内田魯庵 「犬物語」
...それが馬鹿力を出して金を殺し...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...あの馬鹿力で手向いされたら親の威光も何もあったものでない...
太宰治 「新釈諸国噺」
...で、この親と子の間に少なからざる活闘が演じられたが、重右衛門は体格が大きく、馬鹿力があつて、其上意地が非常に強く、酒を飲むと、殆ど親子の見さかひも無くなつて了ふものだから、流石(さすが)の親達も終(つひ)には呆れ返つてこんな子息(むすこ)の傍には居られぬ、と一年許(ばかり)して、又長野へ出て行つた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...よくまああんな馬鹿力が出たもんだと...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あんな馬鹿力を出して加害者を床(ゆか)へ叩きつけたあの瞬間に...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...自分の馬鹿力を出すことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガラツ八も人柄相應に馬鹿力があるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...菓子をどこへ隠した」ガラッ八の馬鹿力が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのくせ馬鹿力があるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の馬鹿力は最も有効に働きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎の馬鹿力は最も有效(いうかう)に働きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辛くも八五郎の馬鹿力で取つて押へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...野郎」八五郎の馬鹿力は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の馬鹿力でもビクともしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな細身にあんな馬鹿力があるとは予想しなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...火事場の馬鹿力を与えられたかのように...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...これで終りかと思ったそのとき、頭に何か当たり、ぐっと片手でつかみ、馬鹿力を出して、切り立ったサンゴの岩棚(いわだな)によじ登った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
ランダム例文:
武士は食わねど高楊枝 別れ路 一事件
便利!手書き漢字入力検索