...蒹葭堂を訪ひしに...
芥川龍之介 「僻見」
...店ぐるみ葭簀張(よしずば)りを打ち抜いて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...其(そ)れからは長く葭町(よしちやう)の人たるべく手荷物(てにもつ)を取りに帰つて来たが...
永井荷風 「すみだ川」
...妙見寺の門前に葭簀(よしず)を張った休茶屋(やすみぢゃや)へと...
永井荷風 「すみだ川」
...虫籠、絵団扇(えうちわ)、蚊帳(かや)、青簾(あおすだれ)、風鈴(ふうりん)、葭簀(よしず)、燈籠、盆景(ぼんけい)のような洒々(しゃしゃ)たる器物や装飾品が何処の国に見られよう...
永井荷風 「夏の町」
...蒹葭は秋より冬に至って白葦黄茅(はくいこうぼう)の景を作る時殊に文雅の人を喜ばす...
永井荷風 「向嶋」
...實は俺の話を葭簾(よしず)の外で聽いてゐたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ずっと奥まった葭簀(よしず)のかげの床几にかけていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...葭町の美しい人たちが...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...わたくしは葭簀の中に這入った...
森鴎外 「細木香以」
...後代あの蒹葭堂(けんかどう)等が支那明清(みんしん)のものに驚きの眼を開いたのも同じでした...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...葭簀(よしず)張りの掛茶屋が二...
山本笑月 「明治世相百話」
...柳に葭簀(よしず)を立てかけたその一囲いにお袖はかくれた...
吉川英治 「大岡越前」
...玄徳十万の軍は、趙雲を先手とし、葭萌関に出でて、陣を据え、使者を立てて、黄忠、厳顔を天蕩山より呼びよせ、重き恩賞を賜い、「諸人、汝ら両名を老武者とあなどりたるも、孔明はよくその能を知り、敵軍に向わしめた...
吉川英治 「三国志」
...あやうくそとの葭簀(よしず)につまずきかけたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...田畑の畦道(あぜみち)から葭蘆(かろ)の茂りまで...
吉川英治 「新書太閤記」
...あわてて葭簀(よしず)を巻き...
吉川英治 「宮本武蔵」
...葭(よし)や蘆(あし)の根が枯れて喰(は)み出している...
吉川英治 「宮本武蔵」
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