例文・使い方一覧でみる「いい加減な」の意味

...いい加減な駄法螺（だぼら）を聞かせられて... いい加減な駄法螺を聞かせられての読み方
芥川龍之介「西郷隆盛」

...いい加減なことを書いておいたが... いい加減なことを書いておいたがの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...いい加減な骨折りは役に立たない... いい加減な骨折りは役に立たないの読み方
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...碧瑠璃園（へきるりえん）や徳富蘆花（とくとみろか）のようないい加減な通俗小説をえい方の標準にして俗悪な批評をするものが多いから」「どうもすみません」猫八はすました顔でちょッと頭を下げたので... 碧瑠璃園や徳富蘆花のようないい加減な通俗小説をえい方の標準にして俗悪な批評をするものが多いから」「どうもすみません」猫八はすました顔でちょッと頭を下げたのでの読み方
岩野泡鳴「猫八」

...いい加減な口実をつかってやったことらしい... いい加減な口実をつかってやったことらしいの読み方
海野十三「不思議なる空間断層」

...といい加減なごまかしを言った... といい加減なごまかしを言ったの読み方
太宰治「苦悩の年鑑」

...ずいぶんいい加減なものだと思う... ずいぶんいい加減なものだと思うの読み方
太宰治「女生徒」

...」いい加減な事ばかり言っている... 」いい加減な事ばかり言っているの読み方
太宰治「正義と微笑」

...いつもいい加減な受け応（こた）えばかりしていた... いつもいい加減な受け応えばかりしていたの読み方
太宰治「惜別」

...きっといい加減なものだろう……... きっといい加減なものだろう……の読み方
豊島与志雄「ものの影」

...こんないい加減な生活をつづけていると... こんないい加減な生活をつづけているとの読み方
久生十蘭「あなたも私も」

...いい加減な想像説だったが... いい加減な想像説だったがの読み方
久生十蘭「海難記」

...浜口（静江に）お前もいい加減なやつだな... 浜口お前もいい加減なやつだなの読み方
久生十蘭「喪服」

...いい加減な面の大正文化を見せられた感じのものであつた... いい加減な面の大正文化を見せられた感じのものであつたの読み方
正岡容「大正東京錦絵」

...どこそこのなにはちょいとやれるぜなどといい加減なことを言って...
正岡容「初看板」

...さまざまのいい加減なものを見せた... さまざまのいい加減なものを見せたの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」