...土俵界の力士が「馬面」と罵り合う場面がある...
...彼女は馬面だと言われて悔しかった...
...あの男は馬面だけど、とても優しい人だ...
...サーカスで馬面の芸人を見たことがある...
...馬面面相というものがあるらしい...
...長いことにおいては又久作さんと負けず劣らずの馬面で共に有名な...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...お前の悧巧(りこう)ぶった馬面(うまづら)が癪(しゃく)にさわっていたのだが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それが作家の本道だと信じて疑わないおまえの馬面(うまづら)がみっともない...
太宰治 「如是我聞」
...叡智の誇りに満ち満ちた馬面(うまづら)に...
太宰治 「碧眼托鉢」
...つまり馬面にひしと組みつくのである」...
寺田寅彦 「怪異考」
...馬面(うまづら)のように大きくなったということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっしは一と晩尺八ばかり吹いていました」ガラッ八に似た馬面を振り仰いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十七八の馬面(うまづら)の老人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五十七八の馬面(うまづら)の老人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの――馬面の見っともない女房――そのくせ仏様のように気の良い女房に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飛んだ間違ひで亡(な)くなられたので」「えツ」あのにきびだらけの大馬面(づら)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二少々馬面(うまづら)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬面はてれくさそうに掌をもみながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...顔は憂鬱そうな馬面(うまづら)...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...さてその日本太郎が松葉とかいう色の黒い馬面の女とつるみ高座でそののち睦の寄席へ現れ出したと思ったら間もなく消えて...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...でもその時例の松葉とかいう馬面の女はもういっしょに出てはいなかった...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...自己の馬面惡臭を氣にしてゐることなどにでも...
正宗白鳥 「奇怪な客」
...ついぞ馬面のその女などには惹かれたことがなかった...
山川方夫 「演技の果て」
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